元日決戦をホームで戦う琉球ゴールデンキングス、今季唯一連敗している相手にリベンジを果たしたい

 佐々宜央ヘッドコーチを含む3人の凱旋試合となった栃木ブレックス戦を1勝1敗で終えた琉球ゴールデンキングス。今節対戦する島根スサノオマジックは同じ西地区で5位に低迷しているが、琉球にとっては今季ここまで唯一連敗している、リベンジを果たさなければならない相手だ。

 栃木戦1戦目の勝利は、5スティールのアイラ・ブラウンを中心にディフェンスで勝ち取った。ディフェンスの我慢比べとなった2戦目はファウルが込んでしまい、オフェンスの強みもうまく消されてしまった感がある。

 島根も前節は滋賀レイクスターズを相手に1勝1敗と星を分けた。1戦目は滋賀のパスワークに振り回されて90失点。2戦目は浮き沈みの激しい展開となり、11点ビハインドで迎えた第4クォーターに流れをつかんで試合をひっくり返した。相馬卓弥が効果的な3ポイントを決めたほか、11アシストをマークしたタイラー・ストーンの働きも白星を手繰り寄せた。

 キーマンは山本エドワード。第4節の対戦で2戦目に15得点を挙げており、最近3試合は得点とアシストに加えてスティールでも良い数字を残している。琉球がホームを守るには、アグレッシブさを増している山本を止めなければならない。

文=吉川哲彦

モバイルバージョンを終了