9カード中7カードが同地区対決となる今節、西地区では5位の島根スサノオマジックと4位の大阪エヴェッサの激突に注目。1勝差で大阪を追う島根は、7勝中6勝を挙げているホームでは勝ち越している。当然、4位浮上を目指して直接対決の連勝を狙うところだ。
前節の富山グラウジーズ戦は粘りを見せたものの連敗。1戦目は第4クォーターに一時2点差まで詰め寄ったが逆転には至らず。2戦目は第3クォーターまでの25点差をジョシュ・スコットとタイラー・ストーンで追いあげ、最後は6点差。2戦ともリバウンドで互角に渡り合うなど、ポジティブな材料も多かった。
一方、大阪は琉球ゴールデンキングスに地力の差を見せつけられた。1戦目は第1クォーターに5得点とオフェンスが沈黙し、今季最少の51得点。2戦目は新加入のキース・ベンソンが17得点を挙げるなどして持ち直したが、前半で49失点とディフェンスが崩れた。グレッグ・スミスに続いてジーノ・ポマーレとも契約を解除し、新たな外国籍選手の獲得に再起をかける。
第3節の対戦は1勝1敗だが、島根にとっては現時点で唯一のアウェー戦勝利を挙げた相手。その2戦で活躍した渡邊翔太にも、相性の良さを期待したい。
文=吉川哲彦