2月10日、11日にかけて東地区首位のアルバルク東京は、ホームのアリーナ立川立飛で同地区3位の川崎ブレイブサンダースと対戦。1月20日に行われた京都ハンナリーズとの第16節第1戦で左頬骨、鼻骨を骨折し全治3~4週間とされていた安藤誓哉が、復帰予定を前倒ししフェイスガードを着用して4試合ぶりに戦線復帰を果たした。
安藤が久々にスタメン復帰したA東京だったが、第1戦は川崎のエース、ニック・ファジーカスに31得点を取られるなど、A東京の持ち味であるディフェンスが機能せず、29点差で敗れた。しかし、第2戦では安藤が序盤からアグレッシブなディフェンスとドライブでチームに良い流れを呼び寄せると、第2クォーターを21-11、第3クォーターを22-7とし一気に点差を広げ86―54で大勝。前日の雪辱を晴らした。
ケガを押しての出場ながら、第2戦で11得点4アシストを記録した安藤は、試合後の記者会見に姿を見せると「チーム状況を考えてというわけでないです。僕がいなくてもアルバルクは強いですが、自分が出てプラスになるならと思って出場しました」と強行出場の経緯を明かした。フェイスガードについては「初めてつけた時は違和感がありましたが、試合中は気になりませんでした。接触はあまり考えないようにしていました」と語った。
ケガ人続出という苦しい状況下で、東地区首位の座をキープしているという事実は、A東京のチーム力の高さを物語っている。今後、現在離脱中の小島元基や馬場雄大らが復帰すれば、チームの調子もさらに上向いていくに違いない。