天皇杯では京都ハンナリーズの圧勝、西宮ストークスは立ちあがりのディフェンスが勝利へのカギ

 アウェイで名古屋ダイヤモンドドルフィンズに挑んだ西宮ストークス。1戦目は序盤から終始リードを許して敗戦。2戦目は第3クォーター終了時点で同点と粘ったが、第4クォーターに28失点を喫し、連敗は「6」に伸びた。2戦とも3ポイントを13本浴びるなど、相手の強みをまともに受けてしまった格好だ。ただ、ハーバート・ヒルは2戦とも18得点をマーク。特に2戦目は7リバウンド8アシストも記録し、チームにフィットしている様子もうかがえる。

 今節は同じ西地区で2位の京都ハンナリーズと戦う。その京都は2戦とも激しく得点を奪い合う大熱戦となった新潟アルビレックスBB戦を1勝1敗で乗りきった。1戦目は岡田優介ジュリアン・マブンガがともに21得点を挙げたが、相手の外国籍選手の力強いオフェンスに屈した。2戦目はマブンガが残り0.2秒に劇的な決勝点を決めて勝利。38得点のマブンガに加えて、永吉佑也も15得点と大きく貢献した。

 同地区ながら、今季の対戦は第3節以来約4カ月ぶり。1勝1敗と星を分けているが、その後天皇杯でも対戦し、京都が圧勝した。第1クォーターの出来が勝敗に直結している西宮は、立ちあがりのディフェンスがカギになる。

文=吉川哲彦

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