“神奈川ダービー”の舞台は横浜国際プール、横浜ビー・コルセアーズは細谷将司の奮起に期待

 今季唯一の“神奈川ダービー”の舞台は横浜国際プール。昨季川崎ブレイブサンダースに8戦全敗だった横浜ビー・コルセアーズは初勝利を賭けて臨む。

 三遠ネオフェニックスと対戦した前節、1戦目は86得点とオフェンスの好調は持続しながらもディフェンスが崩れて97失点。2戦目もオフェンスが良く前半で9点のリードを奪ったが、残り8秒で逆転される痛恨の敗戦。最低ラインの目標である残留プレーオフ圏内を脱するためには、ディフェンスの向上が急務だ。

 対する川崎は、2勝2敗と苦しめられていたレバンガ北海道に連勝し、直接対決で勝ち越した。1戦目は辻直人が今季2度目の無得点に終わったが、藤井祐眞が17得点でカバー。2戦目は第1クォーターに9失点の好ディフェンスで優位に進めたが、第4クォーターに猛烈な追いあげを受け、残り4秒で1点差に迫られる薄氷の勝利だった。この試合は長谷川技の13得点5アシストの活躍も効いた。

 横浜は細谷将司が4戦連続2ケタ得点とパフォーマンスを上げてきている。同じガードの篠山竜青と藤井に打ち合いを挑むか、あるいはディフェンスで抑えこむか、いずれにしても細谷のハッスルプレーで川崎を慌てさせたいところだ。

文=吉川哲彦

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