滋賀レイクスターズは外角シュートの決定力を上げたい、西宮ストークスは日本人選手が得点に絡めるか

 第21節第2戦でシーホース三河と再延長の熱戦を演じ、第22節第2戦で京都ハンナリーズに土をつけた滋賀レイクスターズ。しかし、前節の川崎ブレイブサンダース戦はオフェンスが沈黙し、2戦とも60得点で完敗に終わった。2戦とも外角シュートの精度を欠いたことがその要因。2戦目で11得点10アシストをマークした並里成も、フィールドゴール成功率は低かった。31敗目を喫してシーズン負け越しが決まってしまったが、西地区3位の大阪エヴェッサとはまだ2勝差。残留プレーオフ回避に向けて手応えと自信を取り戻したい。

 東地区の強豪との対戦が続いた西宮ストークスは、結局その6試合を全敗で終え、連敗は「14」に伸びた。アルバルク東京との前節1戦目は失点がふくらみ、ハーバート・ヒルの28得点も水の泡。2戦目は3ポイントが1本しか決まらず、51得点に沈んだ。1戦目ではオフェンスリバウンドがわずか1本、アシストは2戦計19個と、チームスタッツにも苦しい戦いぶりが表れている。

 滋賀はディオール・フィッシャーの働きが安定しているだけに、外角シュートの決定力が上がればオフェンスが機能するはず。西宮も外国籍選手に頼らず、日本人選手が得点に絡んでこの苦境を突破しなければならない。

文=吉川哲彦

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