最後まで食らいつくも12点差で敗戦、栃木ブレックス指揮官「ここで下を向くわけにはいかない」

強豪ひしめく東地区同士との対戦が続いている栃木[写真]=B.LEAGUE

 3月28日、B1リーグ第25節が各地で行われ、アリーナ立川立飛では栃木ブレックスがアルバルク東京と対戦。前半を39-39で折り返して試合終盤まで粘りを見せたが、あと一歩のところで離され、最終スコア78-90で敗れた。

 現在東地区4位の栃木は前々節から千葉ジェッツ川崎ブレイブサンダースと同地区上位の強豪との対戦が続いており、より一層タフな試合を強いられている。同日の試合を終えて直近5試合の成績は2勝3敗となった。しかし、安齋竜三ヘッドコーチは試合後、「タフなスケジュールとケガ人を抱える中、選手は本当に気持ちを出して戦ってくれたし、しっかりとチームプランを守ってくれた」と選手たちをねぎらった。

 この試合では、12月のケガ明けから全試合に出場していたジェフ・ギブスのコンディションを考慮し「欠場させた」と明かした安齋HC。「言い訳にはしたくないですけど、本当だったら万全な体制で(A東京と)ぶつかりたかった」と本音を漏らす場面もあったが、「東京さんは何回外しても打ち続けるメンタルを持っている日本人選手が多い。ディフェンスの強度も全然下がらないので、こちらの体力をどんどん削られる。そういうところがしっかり訓練されていて、強いチームだなと思います」と相手の強さを認めた。

 それでも、中1日で迎える次節は、再び敵地で同地区のサンロッカーズ渋谷と顔を合わせる。指揮官は「負けはしましたけど、次につながる試合だったと思います。ここで下を向くわけにはいかないので、しっかりと次の渋谷戦に向けて準備したいと思います」と前を向いた。

モバイルバージョンを終了