新潟アルビレックスBBは五十嵐圭のオフェンスに注目、琉球ゴールデンキングスは地区優勝なるか

 新潟アルビレックスBB名古屋ダイヤモンドドルフィンズとの直接対決で3勝差を詰めることができず、中地区5位のまま。2位を争う他3チームがそろって東地区の強豪と対戦する今節、新潟も残り5節の中で最大の難敵である琉球ゴールデンキングス戦だ。

 名古屋Dとの1戦目、先手を取った新潟は粘る相手を第4クォーターに突き放して13点差の勝利。畠山俊樹が9得点5リバウンド、森井健太が約14分間の出場で5アシストとガード陣の奮起が光った。2戦目も前半に16点リードして連勝の期待がふくらんだが後半だけで54失点を喫し、直接対決でもったいない星を落とした。ただ、3勝3敗のタイながら得失点差で上回ったのが幸いだ。

 琉球は川崎ブレイブサンダースとの1戦目に83失点を喫して敗れ、この時点で残り10試合中7試合がすでに「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2017-18」進出を決めたチームとの対戦となった。その最初の試合である川崎との2戦目は岸本隆一が7本の3ポイントを含む32得点を挙げ、延長にもつれこんだ激戦に勝利。27節終了時点でついに地区優勝マジックを「1」とした。

 3月以降、新潟は五十嵐圭が連戦の2戦目に得点を伸ばす傾向が見られる。五十嵐が残り試合を見据えて1戦目から積極的に得点を狙うかどうかに注目したい。

文=吉川哲彦

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