今季最初で最後の対戦、横浜ビー・コルセアーズは佐藤託矢が古巣相手に活躍できるか

 すでに「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2017-18」進出を決めている東地区上位チームとの対戦が4試合残っている京都ハンナリーズ。CS前哨戦とも言えるその4試合に向けて状態を上げていきたいところで、2戦とも73-71というレバンガ北海道との大接戦をものにしたことは勢いにつながりそうだ。

 1戦目は出だしから点差を離すことができなかったが、最後まで我慢強く守りきった。2戦目も序盤の競り合いから一時11点差をつけられたが、第3クォーターに再び接戦に持ちこみ、第4クォーター残り13秒で岡田優介が前々節に続く逆転バスケットカウント3ポイントを炸裂させた。

 横浜ビー・コルセアーズ大阪エヴェッサ戦を1勝1敗で終えた。1戦目は第1クォーターの大量ビハインドを追いあげたが、第4クォーターに息切れして21点差の完敗。しかし2戦目は逆に第4クォーターにオフェンスが爆発し、最大14点のビハインドをはね返した。ただ、8点しかリードできず、得失点差で大阪を下回ってしまったのは痛い。

 大阪を逆転して「B1 残留プレーオフ 2017-18」を回避するのは難しい状況だが、今季最初で最後の対戦となる京都とどこまで戦えるかは重要。昨季まで京都に在籍していた佐藤託矢の働きに期待がかかる。

文=吉川哲彦

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