開幕節以来となる激突。島根スサノオマジックは次節以降の5試合が、すべて現時点で「B1 残留プレーオフ 2017-18」圏内のチームとの対戦。今節も含めてアウェーは1試合しかなく、士気を上げるチャンスだ。
リーグ最高勝率のシーホース三河に挑んだ前節は、連敗ながらもその士気を高める実り多い2戦だった。いずれも第3クォーターまでに大量ビハインドを背負ったが、1戦目は17点差を2点差まで縮めてみせた。2戦目はさすがに26点差をはね返すことはできなかったものの、第4クォーターの33得点には三河も冷や汗をかいたはずだ。特に、1戦目で38得点、2戦目で26得点のアル・ソーントンと、1戦目で27得点、2戦目で16得点10アシストの相馬卓弥の活躍は際立った。
琉球ゴールデンキングスを迎え撃った新潟アルビレックスBBは、1戦目で五十嵐圭の3ポイントが効果的に決まり、追いあげを4点差でかわして琉球の地区制覇を阻止。2戦目はリバウンドで劣勢に立ち、琉球の地区優勝を見届ける結果になってしまった。
中地区2位まで3勝差の新潟としては落としたくないところ。前節2戦とも2ケタ得点のラモント・ハミルトンと今村佳太が、得点でソーントンや相馬に対抗できるか。
文=吉川哲彦