帰化選手となったファジーカスが日本代表へ意欲「呼ばれたい」

27日の試合後、インタビューに応じたニック・ファジーカス[写真]=B.LEAGUE

 4月27日に行われたB1リーグ第30節第1戦の京都ハンナリーズ戦後、前日に日本国籍取得が発表された川崎ブレイブサンダースニック・ファジーカスが報道陣の前に立った。

 いつもより多くのメディアに囲まれたファジーカスだが、今節はリーグ登録区分変更手続きの都合により、外国籍選手の登録区分でプレーすることが決まっている。「今日は外国籍選手としてプレーしたので、いつもと変わらなくプレーできました」とコメントしたように、同日の試合では両チーム最多タイとなる26得点に加え、13リバウンドの“ダブルダブル”で勝利に貢献した。

 そして、気になる日本代表入りについて話が及ぶと「呼ばれたい」と意欲を示し、「まだJBA(日本バスケットボール協会)からの連絡はきていませんが、日本代表でプレーできることは光栄なこと。(呼ばれるように)いつでも準備をして、もし呼ばれたら代表でもがんばりたい」と続けた。

 代表での帰化選手枠は「1」しかなく、その席は現状琉球ゴールデンキングスアイラ・ブラウンが座っている。代表メンバーに選ばれるという当確のランプはまだ灯っていないが、リーグ屈指のスコアラーが日の丸を背負って戦う姿を見たいファンは多いはずだ。

 4月26日、日本バスケ界の話題をかっさらったファジーカスが、今後、チームと日本代表にどのような影響をもたらすのか。今から楽しみで仕方がない。

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