互いにオフェンスの改善が必要、島根スサノオマジックは連勝で地区最下位から脱出できるか

 シーズンを通じてB1の厳しさに直面し続けてきた島根スサノオマジックと西宮ストークスがレギュラーシーズン最後の対決。島根は21連敗から脱した後に再び7連敗を喫しているが、連敗を「21」で止めた第26節の相手が西宮だ。連勝で順位を逆転し、対戦成績も勝ち越したいところだ。

 島根は前節、新潟アルビレックスBBと対戦。1戦目は第1クォーターに28失点を喫しながらもその後は粘り強く守ったが、第4クォーターにオフェンスが失速した。2戦目も69失点とディフェンスが良かった一方で、オフェンスは57得点。前々節でシーホース三河に対抗した得点力を再び失ってしまった。

 対する西宮も、島根を相手に勝利を挙げて以降6連敗中。滋賀レイクスターズ戦はキャメロン・リドリーが8試合ぶりの2ケタとなる22得点、前々節欠場の谷直樹も14得点をマークしたが、第4クォーターに相手の勢いを止められなかった。そして2戦目はオフェンスが終始低空飛行でわずか47得点に沈んだ。

 互いにオフェンスの改善が必要であると同時に、相手のオフェンスを目覚めさせてもいけない状況。得点力の高い新潟を2戦とも80点未満に抑えた島根としては、今節は西宮を60点台に抑えたい。

文=吉川哲彦

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