5月19日にウィングアリーナ刈谷で「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2017-18」セミファイナルの第1戦が行われ、シーホース三河とアルバルク東京が対戦した。
クォーターファイナルで栃木ブレックスを連破した三河は橋本竜馬、アイザック・バッツ、比江島慎、金丸晃輔、桜木ジェイアールが先発出場。ホームで京都ハンナリーズを退け、セミファイナルに駒を進めたA東京は安藤誓哉、菊地祥平、竹内譲次、田中大貴、アレックス・カークがスターティングファイブに名を連ねた。
両チームとも重い立ちあがりとなった序盤約4分間を終えると、第1クォーター開始4分42秒から、金丸がリングにアタックして連続得点をマーク。さらに、2点リードの残り1分46秒に比江島のアシストからこの日初の3ポイントシュートを沈めた。残り1分間で比江島、途中出場のコートニー・シムズも加点し、三河が21-13と点差を広げた。
桜木が先取点を挙げた第2クォーターは、A東京が序盤のリズムをつかむ。開始1分55秒からカーク、ジャワッド・ウィリアムズが連続得点を挙げて24-20と4点差。松井啓十郎に3ポイントを許したあと、開始3分44秒に田中のアシストからカークが豪快なアリウープを決め、試合はクロスゲームの様相を呈す。三河は西川貴之や村上直といったベンチメンバーが試合をつなぐと、A東京は残り2分17秒にウィリアムズが負傷交代するアクシデント。三河が終盤に相手を突き放し、前半を41-30で終了した。
第3クォーターは開始2分29秒にカーク、同6分13秒に菊地がそれぞれ3つ目のファウル。すると“比江島タイム”が発動する。6点リードの残り2分39秒に速攻からレイアップを決め、同1分14秒にも技ありのレイアップで得点を2ケタに。同37秒にも得点を重ね、55-44とリードを保ったままこの10分間を終えた。
第4クォーターは開始早々に村上の得点で三河がリードを拡大。点差を縮めたいA東京は開始1分13秒、カークがファストブレイクからダンクを叩きこみ、そこで得たフリースローも確実に成功させた。カークは同3分3秒にもダンクを決め、チームに勢いをもたらす。オフィシャルタイムアウト明け、カークと田中の連続で4点差に迫ると、残り3分2秒にカークが三度ダンク。
59-58で迎えた1分15秒に三河が橋本のディフェンスで24秒バイオレーションを誘発し、同1分7秒に金丸が2本のフリースローを成功。直後のタイムアウトを終えると、A東京が安藤の3ポイントで同点に。終盤は両チームともシュートが決まらず、A東京が11点差を追いついて40分間を終了した。
5分間の延長戦は、A東京が開始1分24秒にカークのダンクで先制する。三河はすぐさま金丸が返したが、ウィリアムズに得点を許して63-65。リードを奪ったA東京は残り1分30秒に田中の追加点で4点差まで広げる。試合終盤は追いすがる三河から逃げきり、65-69で第1戦を勝利した。
【試合結果】
シーホース三河 65-69 アルバルク東京(@ウィングアリーナ刈谷)
三 河|21|20|14|6|4|=65
A東京|13|17|14|17|8|=69