5月26日に横浜アリーナで「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2017-18」ファイナルが行われ、アルバルク東京と千葉ジェッツが対戦。各クォーターで相手を上回る得点を挙げたA東京が85-60で勝利を収め、Bリーグ2代目王者の称号を手にした。
チームとしては、JBL優勝の2011-12シーズン以来となる6季ぶりの栄冠。2007年からチームに在籍する主将の正中岳城は、試合後のヒーローインタビューで「チームをサポートしてくれた皆さんのおかげ」と話し、次のように今シーズンを振り返った。
「本当にいろんなことがあり、ケガ人も多かった。そういった中で、『コートに立てるメンバーはすべてを出して、チームのために役割を果たそう』とコーチが言っていた。それを実行するために、それぞれの選手が自分の役割を果たすべく取り組んだ。それがこの結果だと思っています。本当に最高です」
33歳のベテランはこの日、試合終了間際からコートに立ち約40秒間の出場。しかし、今季をとおして出場機会が限られた正中のほか、先発に名を連ねる菊地祥平と竹内譲次の同世代でチームを引っ張った。「自分たちの世代がまだやれるというところを見せていかないことには、トロフィーにはたどり着けないと思っていた」と、正中は明かした。
試合終了後には、ファイナルMVPを獲得した田中大貴と熱い抱擁を交わした正中。エースの活躍について「彼が(優勝に)導いてくれたと思うし、チームの未来は彼が背負っている。この瞬間を迎えられたのも、田中選手(のおかげ)で、もう若手のプリンスではない」とコメントした。そして最後に、「これからも日本のバスケットそして、Bリーグ、アルバルク東京をよろしくお願いします」とメッセージを送った。