2018.05.26

アルバルク東京、悲願のBリーグ制覇…千葉ジェッツを下して2代目王者に

優勝を喜ぶ選手たち [写真]=山口剛生
バスケ情報専門サイト

 5月26日に横浜アリーナで「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2017-18」ファイナルが行われ、アルバルク東京千葉ジェッツが対戦した。

 京都ハンナリーズシーホース三河をそれぞれ連破したA東京は、安藤誓哉菊地祥平竹内譲次田中大貴アレックス・カークが先発出場。川崎ブレイブサンダースを2勝1敗、琉球ゴールデンキングスを2勝で退けた千葉は、富樫勇樹マイケル・パーカーアキ・チェンバースギャビン・エドワーズ小野龍猛の5人がスタメンを務めた。

 Bリーグ2代目王者を決める戦いは、パーカーの得点で千葉が先制。A東京は直後に田中がドライブで切りこみチーム初得点を記録した。するとカークがバスケットカウントで3点を奪い、竹内がインサイドで得点をマークして7-4。その後は両チームともやや得点が伸び悩む中、終盤に進むにつれてシュートが入りだす。千葉は残り2分21秒からエドワーズ、レオ・ライオンズが連続で3ポイントシュートを決め、A東京は残り13秒に途中出場の馬場雄大がフリースローで2点を稼いだ。

 19-18で突入した第2クォーターは小野がポストアップから、エドワーズがフリースローから加点して19-22。ザック・バランスキーと小野が激しいマッチアップを繰り広げると、バランスキーは開始4分20秒にエドワーズの2つ目のファウルを誘発する。さらにA東京はカークのブロックから安藤がジャンプショットを決め、30-27でオフィシャルタイムアウトに。90秒後、両チームともミスでスタートしたが、千葉が小野のアシストからパーカーとライオンズの連続得点で1点リード。するとA東京はすぐさまタイムアウトを取り、田中とカークの得点で34-31と3点差まで広げた。残り1分54秒、激しいディフェンスで富樫のタフショットを誘うと、同1分34秒に田中が2本のフリースローを成功。馬場と安藤にも得点が飛びだし、10-0のランを作りだした。終了間際、ジャワッド・ウィリアムズのロングブザービーターで3点を加えたA東京が、43-33と10点リードで試合を折り返した。

田中とともに攻撃をけん引したカーク [写真]=山口剛生

 第3クォーターは、開始16秒にカークをうまく活かして田中が先取点をマーク。A東京は相手の24秒オーバータイムを誘うなどディフェンスでも好プレーを見せる。流れを譲りたくない千葉は富樫のレイアップ、エドワーズのフリースローで食らいつくと、開始3分27秒に小野が3ポイントを成功。1ケタ点差に戻されたA東京はカークのレイアップ、小島元基の3ポイントなどで、残り1分49秒の時点で59-48とリードを広げた。直後、千葉のオフェンスを抑えこむと、残り50秒にブレンダン・レーンがワンハンドダンクで相手にダメージを与えた。

途中出場でチームに勢いを与えたブレンダン・レーン [写真]=山口剛生

 61-49でスタートした第4クォーターは、開始早々に馬場が3ポイントを沈めてA東京がリードを拡大。2点を与えた直後のプレーでも、馬場がドライブで切りこみ、相手のファウルで獲得したフリースローで2点を加えた。開始7分32秒にエドワーズが2本のフリースローを失敗した千葉に対し、A東京はリバウンドをしっかりと広い、同3分12秒に馬場がジャンプショット、同4分20秒にカークが豪快ダンク。同5分32秒にはカークのパスから田中がジャンプショットを沈め、72-53でオフィシャルタイムに入った。

 試合時間は残り約4分30秒。大量リードを奪ったA東京は時間をしっかりと使いながら攻めこみ、追いかける千葉は焦りからかシュートがなかなか入らない。試合終了残り3分14秒に田中が3ポイント、同2分44秒にカークがジャンプショットを決めると、同2分26秒には小島が相手のファウルを誘う好ディフェンスを披露。決勝の大一番で好プレーを見せ続けたA東京がそのまま逃げきり、JBLを制した2011-12シーズン以来6季ぶりのリーグ制覇を成し遂げた。

【試合結果】
アルバルク東京 85-60 千葉ジェッツ(@船橋アリーナ)
A東京|19|24|18|24|=85
千 葉|18|15|16|11|=60

この試合の他の記事

アルバルク東京の関連記事

B1の関連記事