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【独自選出】インターハイ2026女子ベスト5「最強の6thマン」「冷静沈着な大器」「世界経験を糧に」

(左から)竹内、谷、リッツ、豊田、大槻 [写真]=吉田孝光
フリーライター

 京都精華学園高校(京都府)の2年ぶり4回目の優勝で幕を閉じた「令和8年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ)バスケットボール競技大会」女子。ケガで欠場したエースの吉田ひかりをカバーし、チーム一丸となってこの夏の頂点を掴み取った。バスケットボールキングでは、大阪で繰り広げられた熱い戦いの主役となった5人の選手を独自に選出。それぞれの活躍を振り返る。

「外角シュートを武器とする最強の6thマン」谷彩南(京都精華3年)

大事な場面でスリーポイントを決めた谷 [写真]=吉田孝光

 得点のみならずリバウンドやディフェンスなどでも安定した動きを見せたシューター。特に決勝での活躍は見事で、得意の3ポイントシュートを5本中4本沈めて優勝の立役者となった。

「昨年は負けてしまったので、今年こそはと言う思いがありました。キャプテンの吉田ひかりがケガをして不安な時期もあったのですが、だからこそ結束しようと言う思いでここまで頑張ってきました」と、インターハイでの取り組みを語った谷彩南。「シュートはみんなが打たせてくれるのですが、ボール運びになるとまだまだハンドリング力のなさを感じるし、ディフェンスもまだついていけないところがあるので、反省するところはいっぱいです」と、優勝にも自身の課題を挙げていた。

「どんなときも冷静沈着なビッグセンター」オディア カウェル リッツ(京都精華2年)

攻防においてゴール下を支配したリッツ [写真]=吉田孝光

 全5試合に出場したオディア カウェル リッツ(2年)は、195センチの高さと腕の長さを生かしたインサイドプレーで相手の脅威となり、リング下に君臨したビッグセンターだ。

 附属の京都精華学園中学時代から全国大会での経験が豊富で、まだ2年生ではあるが、好不調の波が少ないことも特長の一つ。高校では自身初となる全国優勝に「うれしい」とコメント。また決勝についてはディフェンスに手応えを感じたと言い、「ハンズアップとボックスアウトを頑張りました」とも振り返った。目標の選手はWNBAラスベガス・エーシズのエイジャ・ウィルソン。決勝後は、「ディフェンス、ゴール下のプレー、リバウンドも頑張りたい」と、夏の優勝に浮かれることなく、静かに今後の目標を語っていた。

「果敢にリングへと向かう攻撃型ガード」豊田麻莉(東海大福岡3年)

チーム初の全国大会決勝に導いた豊田 [写真]=吉田孝光

 敗れた決勝後は「ずっと諦めない気持ちで、コートに立っている5人だけでなく、応援してくれている人たちも含めて、全員がつながっているんだと言う気持ちでプレーしていました」と、悔しさをにじませながら語った豊田麻莉(3年)。抜群のスピードから繰り出される鋭いドライブや要所を締める3ポイントシュートなど高い得点力を持つフロアリーダーで、オフェンスを組み立てる司令塔でもある。

 決勝では11得点。前回覇者の桜花学園高校(愛知県)と対戦した準決勝でも17得点を奪うなどチームを初の決勝進出へと導いた。頂点まではあと一歩届かずも、「悔しいですが、この負けをトップリーグ、ウインターカップにつなげて、次は勝ちたいです」と、次なる戦いを見据えていた。

「世界大会を経験し、たくましさが増した点取り屋」大槻佳子(大阪薫英2年)

大槻はW杯でさらに成長したプレーを披露 [写真]=吉田孝光

 インターハイ前にはチェコで行われた「FIBA U17女子バスケットボールワールドカップ2026」に出場し、1試合平均で13.9得点5.0リバウンド1.6アシストをマークした大槻佳子(2年)。「世界では2、3番ポジションでも180センチ台なので、そういうなかでプレーした分、中に切り込んで逃げずにシュート打ったり、判断したりというのはワールドカップの経験が生きた大会だったと感じます」と、インターハイを振り返った。

 その言葉どおり、夏の全国では決定力の高さを見せつけた。「留学生のいるチームを相手にするとオフェンスで止まってしまい点が取れないというのが近畿大会に続いての課題だと思っています。そこは改善していきたいです」と、大阪薫英の元気印は秋以降のリベンジを誓っていた。

「笑顔でチームをけん引した頼れる司令塔」竹内みや(桜花学園3年)

ベスト4で終わったとはいえ、コート上で輝きを放った竹内 [写真]=吉田孝光

 昨年大会で優勝の功労者の1人となった竹内みや桜花学園高校3年)は、オールスター5(大会ベスト5)に選出された「FIBA U17女子バスケットボールワールドカップ2026」での活躍もあり、インターハイでは大会前から大きな注目を集めた。その期待に応えるように試合では攻防においてアグレッシブにプレーし、チームをけん引。そして代名詞ともいえる『笑顔』も健在で、コート上で輝きを放った。

 しかし結果はベスト4。準々決勝では相手の対策に遭い、思うようなプレーができなかった。「自分が点を取れなくても、自分が引きつけてる分、周りが空くと思うので、周りの得点につなげられるように、自分を生かせるようにしていきたいです」と、敗戦にも的確に次なる目標を定めていた。

文=田島早苗

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