2026.08.01
「令和8年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ)バスケットボール競技大会」の大会4日目、女子準決勝では前回覇者の桜花学園高校(愛知県)が東海大学付属福岡高校(福岡県)と対戦した。
試合は、第1クォーターこそ互角の展開となったが、「うちの一番強みであるペイントタッチのところを早い段階で締められてしまいました。その対策には時間をかけてやったのですが、ボールも人の動きも止まってしまったのが一番の反省です」と白慶花コーチが言うように、桜花学園は東海大福岡が仕掛けるディフェンスの前に攻めあぐね、第2クォーターではわずか3得点に留まってしまう。
ただ、指揮官が最も悔やんだのはディフェンスだ。「オフェンスはまだ何とかしのげると思ったけれど、ディフェンスの強度とリバウンドを粘れなかったところが一番の敗因かなと思います」と、振り返る。さらには、「相手のキーマンとして豊田麻莉選手(3年)と内田弓愛選手(3年)を上げていて、そこが出所になるからしっかりプレッシャーを掛けてリズム崩そうと言っていたのですが、豊田選手には最初の方にレイアップ(シュート)まで持っていかれたり、内田選手にもいいつなぎをされたりしたので、出だしのところで相手のリズムを崩せなかったのが、もつれてしまった原因だと思います」とも語った。

[写真]=吉田孝光
「苦しいときこそ自分がしっかりリングにアタックしてファウルもらってフリースローラインに立つなり、とにかく得点に絡むプレーをしないといけなかったのに、リバウンドでも自分のカバーが足りなかったというのが前半のところでありました。今、こうやって後悔しても遅いと思うのですが、そこがすごく自分の中では心に残っています」

[写真]=吉田孝光
勝部と同じく、準決勝では相手にマークされて思うようにプレーをさせてもらえなかった司令塔の竹内みや(3年)は、「自分のところがマークされているのは分かっていたのですが、それでもその上を行くプレーをしたかったと思いますし、自分が警戒されていても止められないように攻めのパターンを増やすなどしないといけないと思います。あとは自分が点を取れなくても、(ディフェンスを)引きつけているぶん周りが空くと思うので、周りの得点につなげられるようにこれから修正していきたいです」と語る。
準決勝では前日の準々決勝とは異なり、アウトサイドのシュートもチームとして精彩を欠いた。“ゲームメイクに悩みも生じたのではないだろうか?”そんな問いに竹内は、「誰かが当たっていたらその人をどんどん使って攻めようという考えにもなるのですが、今日は全体的にすごく重い感じだったし、ゲームメイクのところでも相手の守り方に対してどう攻めたらいいのかというのは正直悩んでしまいました」と、本音を漏らす。そして「自分が悩んでいたからチームにもマイナスな雰囲気を与えてしまっていたと思うので、もっとIQを高くしないといけないし、ガードとしての立ち振る舞いも今日は良くなかったので、そこもこれから修正していきたいです」と、自身への課題を口にした。

[写真]=吉田孝光
指揮官、そしてチームの主軸を担う勝部と竹内も、その悔しさを噛み締めながらも現実をしっかりと受け止めた。
「任させてもらっていることが多いので、その分、もっともっと強くならないといけないなと思いますし、自分だけでなく、チームとしても強くならないとこの先もっと厳しくなると思います。自分にもフォーカスしますが、チームとしてもステップアップできるようにしていきたいです」と、竹内は今後に向けての思いを語った。
「次こそは絶対優勝するので、とにかく前を向いてチーム全員で強くなります」(竹内)
こう語った瞳の奥は、次なる戦いに向けて燃えていた。
文=田島早苗
2026.08.01
2026.08.01
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