5月26日に横浜アリーナで行われた「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2017-18」ファイナルで、アルバルク東京が千葉ジェッツを相手に85-60で勝利。Bリーグ2代目王者の称号を手に入れたとともに、JBLで優勝した2011-12シーズン以来となる6季ぶりの栄冠をつかんだ。
アレックス・カークや田中大貴といった先発メンバーだけでなく、ベンチから出場した選手たちもそれぞれの持ち味を発揮。その中でも馬場雄大は14得点2アシスト3スティール1ブロックと攻守両面で躍動した。
優勝に貢献した22歳のルーキーは、試合後のヒーローインタビューで「最後までディフェンスをがんばって、自分たちが走れたこと」を勝因として挙げ、「決勝戦という舞台で、大切なのは泥臭いことだと思っていたし、そこは心掛けていた」と明かした。大舞台で活躍した一方、52-46で迎えた第3クォーター残り3分54秒、速攻から狙ったダンクを阻止されると、笛を吹かれなかったことに対して審判に抗議しテクニカルファウル。結果的にチームは勝利を収めたものの、「迷惑を掛けた」と反省した。
しかし第4クォーターに入ると、3ポイントシュートやフリースローなどで計10得点。残り1分20秒にはスティールからの豪快ダンクで会場を沸かせた。筑波大学に在学した2018年4月まで“現役大学生プレーヤー”として活動した馬場は「最後まで戦いだと思っていたので」と、冷静に自身のプレーを振り返った。