5月29日に行われたシーズンを締めくくる年間表彰式｢B.LEAGUE AWARD SHOW 2017－18｣を前に、『バスケットボールキング』ではファンからB1リーダーズへ聞きたい質問を募集。それ対し対象選手7名が10の質問に答えた。各部門のプレーについてやプライベートな質問に対し、即答の時もあれば、ひねり出した答えも。ぜひこれを見て選手たちのバックグラウンドの一部を知ってもらいたい。
インタビュー＝入江美紀雄
写真＝山口剛生、Bリーグ
ベスト3P成功率王の喜多川修平（栃木ブレックス）に聞きたい10のこと
1、3ポイントを入れるためにはどのような練習メニューをやってるのか？ ことさん（千葉県／15歳女性）※他数名の方から同様の意見あり
喜多川 実践に近い動きからのシュートだったり、ドリブルを使ってピック&ロールから3ポイントを打ったり、試合を想定しながらシュートの練習をしてます。最初はシュートタッチをつかむためにスポットで軽くシューティングしてから、動きを入れて打っていくっていう感じですかね。
2、１年前の自分と比較して一番成長出来たと思う所は？ どらさん（栃木県／59歳男性）
喜多川 やっぱりディフェンスに対する意識は1年前と比べて少し変わったかなってふうには思いますね。3ポイントはシーズンに入る前とか序盤は本当に入らなくてすごい苦労したんですけど、シーズンが進むにつれてチームメートがシュートを打ちやすいボールくれたりとか、「どんどんシュートを打て」って常に声をかけてくれてたので、そこからどんどん良くなっていったかなと思います。
3、どんなシーンでの3ポイントが決まるのが気持ちいいですか？今シーズンで思い出に残っている3ポイントは？ キャットさん（熊本県／42歳女性）※他数名の方から同様の意見あり
喜多川 ホームでやるときとかはシュートが決まる度にファンの方々が「グワーッ」という声援をくれるので、それは3ポイントに限らず、すごく気持ちいい瞬間ではありますね。思い出のスリー……、なんですかね（笑）。やっぱり負けてる劣勢の場面に追いあげていく段階で3ポイントが入ったときとかはチームも乗るし、自分自身も乗るのですごく印象深いです。
尊敬している選手はトンプソンと折茂さん
NBAでよく見るのは、ウォリアーズのクレイ・トンプソンのシュート[写真]=B.LEAGUE
4、3ポイントで尊敬している選手はいますか？ ｋさん（愛知県／35歳女性）
喜多川 NBAとかでよく見るのは、クレイ・トンプソン（ゴールデンステート・ウォリアーズ）のシュートは結構見たりしますね。シュートとキャッチ&シュートもそうですし、ああやって動きながら確実にシュートを決めるところはすごいなと思います。国内では折茂（武彦／レバンガ北海道）さん。ここで欲しいっていうときの3ポイントとか、本当に見てる方としては簡単に決めてくるので、ああいう場面での精神力だったり決めきる力っていうのはすごいなって思います。
5、スリーが入る日と入らない日の試合中の心の声を聞かせて下さい。 いちごさん（秋田県／33歳女性）
喜多川 入る日は基本的にはあんまり考えてないですかね、シュートに関して。「いつもどおり自分のリズムで、ボールが来ればシュートを打とう」というふうに思ってますけど、逆にシュートが入んないときは「じゃあ次打てば入るかな？いやっ、入る！」っていう言い聞かせを自分に暗示してますかね。あとは「入んないときにどうやって点数を取るか」っていうところを考えながら。そこは課題でもあるんですけど、そういうのをやっていますね。
今季は3ポイント成功率41.7パーセントを叩きだした[写真]=B.LEAGUE
6、今シーズンからブレックスに移籍をしてきて一番大変だった事と一番嬉しかった事、そしてブレックスファンの印象をお願いします！ ぺーちゃんさん（栃木県／48歳女性）
喜多川 大変だったことは、移籍して自分のプレーを栃木のスタイルに合わせたりとか、ディフェンスでの合わせの部分が最初は苦労しました。自分はそこまでディフェンスが得意ではなかったので、ディフェンスのチームに入ったことで脚力も作っていかなきゃいけなかったですし、そういうところはすごく苦労しましたね。
嬉しかったことは、移籍して1年目でしたけどファンの方がすごく温かく迎えてくれて声をかけてくれたことです。ホームゲームだったり、アウェイでも多くのファンの方が後押してくれて励まされたので。（ブレックスファンは）本当になくてはならない存在ですし、一緒に戦ってくれて自分たちを奮い立たせてくれる存在だなと思います。
7、思いどおりのプレーができないとき、どのように気持ちを保っていましたか？また、ブレックスに入団してから気持ちの面での変化はありましたか？ ゆうまろさん（栃木県／17歳女性）
喜多川 長いシーズンなので波はあると思うんですけど、負けてもそこから得るものはあるので、チーム全員が一つの方向を向いてプラス思考に気持ちを持っていくようにしていました。僕は結構悩んだりするタイプだったので、（栃木に入ってから）少しポジティブになったかなと思います。
ヒゲは大学からずっとこの形、これが一番落ち着きます（笑）
8、ヒゲは毎日綺麗に整えているのですか？ ばろんさん（静岡県／27歳女性）
喜多川 （笑）。まあ毎日ではないですけど、2、3日に1回くらい整えますね。もうこの形は大学くらいからずっとやってるんで、結局違う形にしてもこの形に戻るっていう感じですね。色々試行錯誤はしましたけど、これが一番落ち着きます（笑）。
9、“ナベ軍団”に入ってますか？ 遠藤さん（群馬県／21歳男性）
喜多川 僕はナベ軍団ではないと思いますけど……（笑）。でもナベ（渡邉裕規）はムードメーカーですごく面白いやつなので色々話したりはしてます。
10、Bリーガーを目指すこどもに練習方法のアドバイスをください！ Yu nさん（栃木県／40歳女性）
喜多川 やっぱりただ練習するだけだったらちょっと違うと思うので、「いかに試合を想定してやるか」っていうのと、「自分のやることを信じてやり続ける」っていうのが大事かなと思います。