38歳の寺下太基、熊本ヴォルターズ移籍が決定「集大成ともいえるチャレンジ」

寺下太基

2015年から所属の奈良を離れ、熊本へ移籍する寺下 [写真]=B.LEAGUE

 熊本ヴォルターズは6月19日、寺下太基との2018-19シーズンの選手契約に基本合意したことを発表した。

 現在38歳の寺下は、191センチ88キロのスモールフォワード兼パワーフォワード。大阪産業大学卒業後、2002年に松下電器パナソニックスーパーカンガルーズに入団すると、新潟アルビレックスA2、新潟アルビレックスBB、埼玉ブロンコス、滋賀レイクスターズ、和歌山トライアンズを経て、2015-16シーズンにバンビシャス奈良へ入団した。今季は52試合の先発を含むレギュラーシーズン全60試合に出場し、497得点(1試合平均8.3得点)253リバウンド(同4.2リバウンド)をマークした。

 同選手はクラブの公式HPをとおして「38歳と、なかなか歳をとっていますが、20代の選手に負けない位の運動量で良い意味でベテランらしくないプレイで、チームの勝利に貢献したいと思います! 気軽にテラと呼んでください! この間の入れ替え戦はしびれました、心に響きました。B1のチームとあのような熱い試合を繰り広げたチーム、そしてそのチームを応援している熊本ブースターの皆さんに会えるのが今から楽しみです!そして初の九州、楽しみです。最後に、自分を熊本ヴォルターズに呼んでくださったチーム関係者の皆様には感謝しています。ありがとうございました。応えられるように精進し続けて行きます」とメッセージを伝えた。

 なお同日、奈良も寺下との契約満了を発表し、同選手は次のようにコメントした。

バンビシャス奈良に関わるすべてのみなさんへ、3年間ありがとうございました。悩みに悩んだ結果、自分にとって、そしてプロバスケットボール選手として、集大成ともいえるチャレンジをする事に決めました。本当は最後に会ってお礼を言いたかったみんなに少しだけ……。スクール生のみんな、またいつか会える時が来ると思うので、その時にはもっともっと上手くなった姿を見せてください。チーム関係者やフロントのみなさん、チームの事を第一に、そして今よりも良くなろうとしている姿は見ていて力をもらえました。支えてくれたスポンサーの皆様、奈良を良くしようと最高のサポートありがとうございました。選手のみんな、だいぶ年上の自分に自然に接してくれたおかげで、自分自身自然体でいれました。特に3年間一緒だった純平、樋口ありがとう。最後に、良い時も悪い時も変わらず熱い声援を送り続けてくれたブースターのみなさんは僕の宝です。ブースターのみんなの顔はしっかりと頭に焼きついています。最後に会ってお礼をしたかったのですが、最後のお別れではないし、また試合の時に会えるので、その時はブーイングでも何でもしてくださいね。3年間本当にありがとうございました。ゴーゴーバンビシャス!」

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