8月20日、バスケが大好きな小学生とその保護者を対象とした『バスケットボールキングプレゼンツ 親子で作ろう 世界で一冊のバスケ雑誌~Bリーグクラブ特集編~』が開催された。 同イベントはプロの編集者と一緒に雑誌づくりを体験できるワークショップ。今回は集まった9組の親子、計13名の小学生編集長たちがBリーグのクラブを特集した雑誌づくりに励んだ。
10時にイベントがスタートすると、子どもたちはお母さん、お父さんと一緒に作業を進める。誌面で使う写真はBリーグの全面協力のもと、オフィシャルカメラマンの撮影した写真が使い放題なこともあり、事前に用意された選手たちの写真に早くも目をキラキラと輝かせていた。
千葉ジェッツやアルバルク東京をはじめ、横浜ビー・コルセアーズ、琉球ゴールデンキングスなど、子どもたちはお気に入りのクラブにフォーカスを当て、それぞれが決めたテーマに沿って1つずつページを埋めていく。どんなページにするのか親子で話し合い、決まったら集めた写真素材などを専用用紙に貼り付けて、レイアウトし記事を作成。ただ好きな選手の写真やプロフィールを並べるだけでなく、「カッコいいシュートフォーム特集」や「チアリーダー特集」のように個性溢れる内容、中には「ポイントガード特集」と題し、田臥勇太、富樫勇樹、篠山竜青らの経歴や昨シーズンの成績、特徴などをまとめたものまで、その内容は多岐にわたった。
また、親子同士の会話や「これじゃなくてシュートしてる写真がほしい」とサポート役のバスケットボールキング編集部に依頼している様子からも、子どもたちのこだわりや“Bリーグ愛”がひしひしと伝わってきた。
楽しみながらも真剣な眼差しで黙々と作業を進めいった子どもたちだったが、雑誌づくりはそんなに甘くない。予定された16時までに完成できた親子は1組ほどだ。しかし、イベント終了後、13名の小さな編集長は笑顔に溢れ、朝に出会ったときよりも大きく見えた。終わらなかった部分、最後の仕上げは家に帰ってからの宿題となってしまったが、編集部には今もぞくぞくと完成した雑誌の写真が送られてきている。
世界に一つだけの一冊は9組のバスケファミリーにとって、きっと忘れられない夏の思い出となったはず。近い将来、プロの編集者として、いや、立派なバスケットボール選手として一緒に仕事ができる日を、いまから心待ちにするとしよう。