2018.09.16
7月26日、「八村塁と渡邊雄太を語ろう!」をテーマにしたバスケットボールキングのファンイベント『スナック 籠球』が開催。同媒体編集長の入江美紀雄、スポーツライターの小永吉陽子氏、越谷アルファーズの青野和人ヘッドコーチが出演した。
第1部ではサマーリーグなどでの活躍が認められ、メンフィス・グリズリーズと2way契約を結んだ渡邊雄太について、第2部ではNCAAの強豪、ゴンザガ大学での3シーズン目を迎える八村塁についてトークが展開された。
現地で渡邊を見た青野HCは、NBA入りへ前進した日本の至宝について次のように説明した。
「今はストレッチフォータイプの選手が増えていますので、彼がどのように使われるのかは興味深いですね。サマーリーグでは2番(シューティングガード)、3番(スモールフォワード)、4番(パワーフォワード)と様々なポジションでプレーしていました。相手のエースをマークして守っていることも多かったです。HCの立場としては、是非とも欲しい選手ですね(笑)。彼が特にいい点は、相手に抜かれたあとでも追いかけていることです。八村選手にも言えることですが、抜かれることが多くてもそのあとの対応がしっかりしています」
尽誠学園高校時代から渡邊を追う小永吉氏は、「(同校の)色摩拓也コーチが『アメリカに行っても、日本人だから控え目になる謙虚ではなく、“人に気遣いができる謙虚”にしていきたい』と言っていました」と明かし、「彼はすごく頭が良くて、勉強熱心です」と続けた。
次に、話題はFIBAバスケットボールワールドカップ2019 アジア地区 1次予選の突破にも貢献した日本代表の八村について。高校時代から取材を続ける小永吉氏は、「塁は本当にバスケが好き。両親に対して『この(恵まれた)体に生んでくれてありがとう』という感謝の気持ちを持っています」とコメントした。
さらに、「全中(全国中学校体育大会)で準優勝した時には誰もここまでなると思っていませんでした」、「(富山市立)奥田中学校の坂本コーチは、中学1年次から『お前は絶対にNBA』と言っていました」、「実は4人兄弟。弟と妹はバスケをやっていて、一番下の妹はダンスをやっているんです」、「高校1年生の夏前まであまり印象になかったです」、「佐藤(久夫)先生に一番怒られていました」など、様々なエピソードを明かしてくれた。
青野HCは「4番で出て、リバウンドを拾ってそのままプッシュできる」ことが八村の最大の強みだと言及し、「サマーリーグでもとても話題になっていました。今はエージェントが決まっていないので取り合いだと思います」と話した。
イベントの最後には、渡邊のサイン入りグッズなどが当たるじゃんけん大会を実施。バスケ好きのバスケ好きによるバスケ好きのための濃縮された2時間はあっという間に終了した。
なお、2回目の『スナック 籠球』は8月下旬に開催される予定だ。
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