京都ハンナリーズは9月5日、4日付で坂東拓との選手契約を解除したと発表した。選手統一契約書「第1号 誠実義務」に違反し、「第9条第3号 刑罰法規に抵触する行為を行なった」、「第9条第7号 クラブの秩序風紀を著しく乱した」ため。
「坂東選手との選手契約の契約解除ならびクラブ処分と再発防止策について」https://t.co/JWb8Yaa0XB
クラブ処分と再発防止策、社長高田のコメントを掲出しています。
皆様方に多大なるご迷惑をおかけしていることをお詫びするとともに、再発防止につとめて参ります#ハンナリーズ— 京都ハンナリーズ (@kyotohannaryz) September 5, 2018
クラブの発表によると、同選手は8月30日に窃盗容疑で逮捕され、31日に別件の窃盗容疑で再逮捕されていたという。
また、管理監督責任者の処分も発表。代表取締役社長の高田典彦氏は役員報酬(月割支給額)の20パーセント、3カ月の減給、強化編成担当部長の阿部達也氏は契約書に基づく報酬(月割支給額)の10パーセント、2か月の減俸、浜口炎ヘッドコーチは契約書に基づく報酬(月割支給額)の10パーセント、2カ月の減俸となった。
高田氏はクラブの公式HPで次のようにコメントした。
「最初に今回の事件で被害にあわれた方々に深くお詫び申し上げます。また京都ハンナリーズを応援頂いているファンの皆様、ご支援頂いているスポンサー・地元自治体行政の皆様、またB.LEAGUEならびにバスケットボール協会をはじめとする多くの関係者の皆様に対して、多大なるご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。本当に申し訳ございませんでした。今回の件は日本バスケットボール界全体が信頼回復に動く中での不祥事であり、社会的な責任が非常に重大であると強く認識しており、皆様方に多大なるご迷惑をおかけしていることをお詫び致いたします」
「今回の事件に関しまして坂東拓選手とは、B.LEAGUE選手契約統一契約書の『第1条 誠実義務』の違反、ならび『第9条第3号 刑罰法規に抵触する行為を行なった』『第9条第7号 クラブの秩序風紀を著しく乱した』ことが確認されたため、昨日9/4付で選手契約を契約解除いたしました」
「またクラブの管理責任として、クラブ責任者である代表取締役社長の高田典彦は役員報酬20%を3ヶ月、また強化編成担当部長の阿部達也とヘッドコーチの浜口炎は、報酬の10%を2ヶ月を減俸することを発表いたします」
「続いて今後の再発防止策ですが、①社長・役員による定期的な選手・スタッフ・職員との個人面談実施、②専門家による選手・スタッフ・職員へのメンタルカウンセリングの実施、③B.LEAGUEが行なう選手研修内容に基づいた集合研修の定期的実施、を行なって参り再発防止に努めます」
「先般、弊クラブ所属永吉選手の不祥事があり、世間をお騒がせしてから時間が経ってない中での不祥事の発生は、クラブの管理監督責任を重く受けており、今回の処分を決定いたしました。再発防止策をしっかり策定し、その策がいずれも行うことが目的にならないよう、選手・スタッフ・職員個々人としっかり向き合い、各人の実情などをしっかりと把握した上で、こうしたことが再発しないよう再発防止に努める覚悟でございます」
「私は選手・スタッフ・職員らに対し『バスケットボール選手である前にまず一人の社会人であろう。そして子どもたちが憧れる選手、クラブになっていこう』と伝えておりますが、改めて選手・スタッフ・職員にはこのことを繰り返し伝えていきます。我々は『バスケを京都の文化に』をテーマに活動するクラブです。この言葉の重みを十分に理解し、実践することが大切だと考え、一人一人としっかり向き合い、二度とこのようなことが起こらないよう、皆様にお約束する次第です」
「この度はご迷惑をお掛けしたこと大変申し訳ございませんでした」