ファウルトラブルを乗りきった馬場雄大、田中大貴の欠場は「試合当日に知った」

第3クォーター序盤で4ファウルと苦しんだA東京の馬場[写真]=B.LEAGUE

 10月7日、アリーナ立川立飛にてB1リーグ第1節第2戦が行われ、アルバルク東京サンロッカーズ渋谷に最終スコア87-79で勝利を収めた。

 この試合、前日の第1戦で13得点5アシストを記録した田中大貴が、左ハムストリング筋膜炎のため欠場。スターティングファイブには田中に代わり馬場雄大が入った。しかし馬場は、第2クォーターだけで3つのファウルを犯すと、1点ビハインドの第3クォーター開始2分48秒にもファウルを取られて交代を余儀なくされた。それでも、最終クォーター序盤から再びコートへ戻ると、76-70で迎えた試合終了残り3分25秒、勝利を大きく手繰り寄せる3ポイントを沈めてチームの勝利に貢献した。

 試合後、インタビューに応じた馬場はSR渋谷との連戦を振り返り、「渋谷さんのシチュエーションによって変えてくるディフェンスに苦労しましたが、この2試合を勝ちきれた事は大きい」とコメント。田中の欠場については「大貴さんが出れないのは当日、会場に来てから知った」と明かし、「それが結果的にファウルだったりあたふたしたプレーにつながってしまったと思う。いつものコートリーダー(田中)がいない中で、本当に責任を感じました」と自身の準備不足を悔やんだ。ファウルトラブルに陥ったが、最終的にはファウルアウトせずに計10得点6リバウンド3アシストをマークした馬場。「いかにチームのために動くかをずっと考えてたので、そこに関しては集中力を切らさずにできました」とも話し、「調子の波がなくコンスタントに結果を残して、毎試合ルカ(パヴィチェヴィッチヘッドコーチ)に『ここは馬場で攻める』と言ってもらえるような選手になりたい」と今後の目標を述べた。

 A東京は苦しみながらも2連勝を収め、次節の敵地で行われるシーホース三河戦に弾みをつけた。最後に馬場は「この2試合は良しとしてもう忘れる。問題は次、振り返ってる暇ない」と切り替え、次への戦いに目を向けた。

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