アルバルク東京、川崎ブレイブサンダースという強豪チームが激突。連勝を果たして一気に調子の波に乗りたい

アルバルク東京vs川崎ブレイブサンダース(@アリーナ立川立飛)
第1戦:10月20日15時05分~、第2戦:10月21日15時05分~

 開幕して5試合を終え、互いにここまで4勝1敗と今シーズンも順調に勝ち星をあげているアルバルク東京川崎ブレイブサンダース。A東京にとっては2連覇、川崎は悲願の初優勝をそれぞれ果たすために重要な一戦と言えるだろう。また、強豪チームの対戦だけに自分たちの“今”の強さを計る意味でも注目したい。

 9月末、FIBAアジアチャンピオンズカップに出場するなど、自他ともに認める強行スケジュールの中、A東京はコンディション調整に腐心している。エースの田中大貴は昨シーズンからの古傷、安藤誓哉とともに司令塔を務める小島元基が10月14日のシーホース三河戦で負傷。チームには欠かせない戦力が不在の中での戦いを強いられる中、10月17日の栃木ブレックス戦で今シーズン、初黒星を喫した。

 開幕節で千葉ジェッツに連勝スタート、続く滋賀レイクスターズ戦にも勝利して、順調にスタートを切ったと思われた川崎。しかし、滋賀との第2戦ではガニ・ラウルに30得点12リバウンドのスタッツを残されるほど、持ち前の固いディフェンスが崩壊。オフェンスでも68得点で終えるなど、攻防両面で滋賀のパワーに押し切られる結果となった。その直後の三河戦で60点台のディフェンシブな戦いを制して1敗をキープしたものの、不安定な戦いぶりが気になる。

 川崎が波に乗れない要因の一つにオフに足首を手術したニック・ファジーカスがまだ本調子になっていないことがあげられる。さらにコンディション面だけでなく、新外国籍選手との合わせの時間も取れてないことによってコンビネーションについても万全ではなく、外国籍選手と帰化選手を同時にコートインできる強みもまだ発揮できていない。

 対するアルバルク東京は延長戦にまでもつれた栃木との一戦から中2日。体力、メンタル面でのリカバリーができているかも心配だ。冒頭でも述べたように強硬スケジュールの影響で元々コンディション面に不安があるだけに、どうチームを立て直してくるかに注視したい。

 それだけに両チームともA東京のルカ・パヴィチェヴィッチ、川崎の北卓也の両ヘッドコーチの采配がポイントとなるはず。昨シーズンの対戦成績は3勝3敗のタイ。ここで2連勝を果たして波に乗りたいだけに、激しい戦いが予想される。

■ロースター
・A東京(ヘッドコーチ:ルカ・パヴィチェヴィッチ)
小島元基
齋藤拓実
安藤誓哉
馬場雄大
正中岳城
ザック・バランスキー
菊地祥平
竹内譲次
田中大貴
ジャワッド・ウィリアムズ
ミルコ・ビエリツァ(NEW)
アレックス・カーク

・川崎(ヘッドコーチ:北卓也)
藤井祐眞
林翔太郎
青木保憲
篠山竜青
辻直人
谷口光貴
鎌田裕也
バーノン・マクリン(NEW)
ニック・ファジーカス
ジュフ・バンバ
シェーン・エドワーズ(NEW)
長谷川技

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