開幕7連敗のライジングゼファー福岡が河合HCを解任、第5節から試合指揮はボブ・ナッシュ氏に決定

昨季から福岡を指揮していた河合竜児HC [写真]=B.LEAGUE

 ライジングゼファー福岡は10月23日、河合竜児ヘッドコーチとの契約を22日付けで解除したと発表。今後は現在同クラブでU15を指揮する薄井大樹氏が臨時でHCに就任し、アソシエイトコーチのボブ・ナッシュ氏が第5節からの試合指揮を務めるという。

 河合HCは浜松・東三河フェニックス(現三遠ネオフェニックス)、信州ブレイブウォリアーズ愛媛オレンジバイキングスなどで指揮を執り、2017-18シーズンに福岡のHCに着任。チームをB1昇格に導いたが、就任2季目の今季は第4節終了時点で0勝7敗と苦戦が続いていた。

 河合HCはクラブの公式HPで「先ずライジングゼファーフクオカに関わるすべての方に、成績不振をお詫び申し上げます。また私にB1でのHCのチャンスを与えてくださった神田社長には感謝申し上げます。今シーズン念願のB1ステージでしたが、プレシーズンから怪我人続出の中、選手達は本当によく頑張ってくれました。また昨シーズンは、選手達の頑張りでB2優勝という経験させて頂きました。そんな選手達を誇りに思います。また、日頃から選手やチームを支えて頂いた皆様には感謝しかありません。今後も『福岡一丸』で、ライジングゼファーフクオカをよろしくお願い致します」とコメントした。

 また、神田康範代表取締役社長は今回の決定について、次のように説明した。

「この度、河合HCを解任する事に致しました。河合さんはB2優勝など素晴らしい功績をライジングゼファーフクオカに齎してくださいました。心から敬意と感謝を表します。またHCとしてのプロフェッショナル意識は常にリスペクト出来る存在でした。したがって大変難しい決断でしたが、プレシーズンでのB2チームへの敗戦、開幕7連敗という結果から苦渋の決断を致しました。シーズン序盤で難しいタイミングではありましたが、チーム目標を達成すべく打てる策を早期に講じる必要が有ると判断いたしました。別の道を歩むことになりましたが、河合さんのバスケットボール界での更なるご健闘を心より祈念しております。B1で厳しい戦いが続きますが、新体制で挑閃し続けてまいります。 引き続きライジングゼファーフクオカを応援よろしくお願い申し上げます」

 なお、福岡は22日にも今回の人事に関するリリースを出したが、同日中に配信を停止していた。この件についは、「リーグとの確認作業が完了する前に情報発信をしてしまい、報道各社様やブースターの皆様には大変ご迷惑をお掛け致しました。 心よりお詫び申し上げます。 大変重要な情報にも関わらずこの様なヒューマンエラーが起きてしまったことを重く受け止め今後改善を図って参る次第でございます。 申し訳ございませんでした」と、謝罪コメントを発表している。

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