■京都ハンナリーズvs秋田ノーザンハピネッツ(@福知山・三段池公園総合体育館)
第1戦:12月8日14時5分、第2戦:12月9日14時5分
敵地でのアルバルク東京戦を1勝1敗で終え自信をつけた京都ハンナリーズと、3連勝中と波に乗る秋田ノーザンハピネッツが今季初対決を迎える。
京都は前節の第1戦、A東京相手に前半だけで19点のリードを奪うが、後半に猛追を受け最終クォーターには一時逆転を許す。しかし、2点ビハインドの試合終了残り1分26秒から晴山ケビン、デイヴィッド・サイモンの得点で再逆転すると、最後までリードを守りきり87-85で勝利を収めた。7試合ぶりに復帰したジュリアン・マブンガは27得点14リバウンド、サイモンは38得点と圧巻のパフォーマンスを見せた。続く2戦目はリードを許した状態で前半を終える。後半は、試合をとおして計41得点をマークしたマブンガを中心に追いあげ、試合終了残り48秒で1点差まで詰め寄るもあと一歩及ばず。3点差で惜敗した。
秋田はホームでシーホース三河を迎え撃った。シーソーゲームとなった第1戦は、残り30秒にジャスティン・キーナンがバスケットカウントを決めて接戦をものにした。第2戦では前半こそ互角の展開となったものの、第3クォーターに攻守が噛み合い、同クォーターで25-8と突き放すことに成功。そのまま81-61で快勝した。この試合では23歳の保岡龍斗が6本の3ポイントを含む23得点でキャリアハイを記録、キーナンが29得点をマークし、3連勝に大きく貢献した。
現在西地区3位の京都は、マブンガの復帰をきっかけにさらにギアを上げていきたいところ。だが、リバウンド数が1試合平均31.7本とB1最下位の京都にとって、オフェンスリバウンド数でトップに立つ秋田は天敵となり得るかもしれない。一方の秋田は3ポイント成功率が28.7パーセントでリーグ最下位とアウトサイドに課題を残している。そんな秋田にとって、第2戦での保岡の活躍は好材料となったはず。ゴール下ではアドバンテージを取れているだけに、アウトサイドからも得点を伸ばせることができれば、さらに連勝を伸ばすことができるだろう。京都は復帰したマブンガを含めインサイド陣がどれだけリバウンドを確保できるか、秋田は保岡が好調を維持しアウトサイドからインサイド陣を援護できるか。勝負の行方は互いが弱点を克服できるかに掛かっている。
■ロースター
・京都(ヘッドコーチ:浜口炎)
伊藤達哉
晴山ケビン
綿貫瞬
岡田優介
岸田篤生
シャキール・モリス
ジュリアン・マブンガ
内海慎吾
頓宮裕人
デイヴィッド・サイモン
片岡大晴
近忍
・秋田(ヘッドコーチ:ジョゼップ・クラロス・カナルス)
野本建吾
下山大地
白濱僚祐
成田正弘
下山貴裕
中山拓哉
保岡龍斗
ニカ・ウィリアムス
小野寺祥太
ジャスティン・キーナン
カディーム・コールビー
谷口大智