■栃木ブレックスvs川崎ブレイブサンダース(@ブレックスアリーナ宇都宮)
第1戦:1月25日19時5分、第2戦:1月26日18時5分
前節はサンロッカーズ渋谷をホームに迎え撃った栃木ブレックス。前半はややハイスコアの得点ペースでわずかに2点差リードし、後半はディフェンスの強度を上げて相手を23点に封じ、19点差をつけて勝利を収めた。出場が不安視された渡邉裕規とライアン・ロシターはスターターとしてコートに立ち、加入2試合目の比江島慎は前々節から出場時間も得点も伸ばした。遠藤祐亮が8試合ぶりに1ケタ得点に終わっても、竹内公輔が15得点、鵤誠司が14得点でカバー。千葉ジェッツに譲った東地区首位奪還に向け、死角は見当たらない。
中1日でのホームゲームで、迎えるのは川崎ブレイブサンダース。前節は横浜ビー・コルセアーズを下し、Bリーグ1シーズン目から続く”神奈川ダービー”の連勝を「13」に伸ばしたが、試合の入りで主導権を明け渡し、第4クォーターには一時18点差をつけながら最終的には9点差と、内容は決して良くなかった。シェーン・エドワーズがケガで戦列を離れ、しばらくは我慢強く戦う必要があるだろう。
川崎が中地区に戻ったものの、Bリーグ1年目にファイナルを争った両者は今季すでに第11節にも激突している。この時はアウェーの栃木が連勝しており、川崎としてはホームを守れなかった悔しさを晴らしたいところだ。そのカギになる1人はバンバ・ジュフ。前節はスタッツこそ目立たないものの、攻守に軽快な動きを見せてエドワーズ不在を補った。今節に限らず、当面はそのハッスルプレーが不可欠だ。
もう1人は辻直人。前回対戦の1戦目で辻は左肩関節脱臼のケガを負い、2戦目を欠場した。約1カ月半で復帰にこぎつけたが、コンディションはまだ万全でなく、前節も出場は13分55秒にとどまった。折しも栃木には、高校と大学の1年後輩である比江島が加入。マッチアップの可能性も高く、チームへの貢献度を高めたい辻にとっては何よりの発奮材料だ。敵地でのリベンジは辻のパフォーマンスにかかっている。
文=吉川哲彦
■ロースター
・栃木(ヘッドコーチ:安齋竜三)
田臥勇太
ジェフ・ギブス
比江島慎
遠藤祐亮
竹内公輔
田原隆徳
アンドリュー・ネイミック
渡邉裕規
鵤誠司
橋本晃佑
ライアン・ロシター
栗原貴宏
山崎稜
喜多川修平
・川崎(ヘッドコーチ:北卓也)
藤井祐眞
林翔太郎
青木保憲
篠山竜青
増田啓介
辻直人
谷口光貴
長谷川技
ニック・ファジーカス
バンバ・ジュフ
鎌田裕也
バーノン・マクリン
シェーン・エドワーズ