2018.10.26

【連載】篠山竜青の「おかげ様です」第7回 チームアンケートから面白エピソードをピックアップ

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篠山竜青はどんな人物なのか、それがよくわかるのが川崎ブレイブサンダース公式サイトの選手紹介ページ。何十というアンケートに答えているので、読むことでより親近感が沸くでしょう。でもその回答、気になるものもありませんか? いろいろとツッコんでみたら、面白エピソードがバンバン出てきました!

インタビュー=安田勇斗
写真=Bリーグ

ニックネーム
→「りゅうせい、ジーノ」
「ジーノ」は、日本代表のフリオ・ラマス監督からそう呼ばれています。篠山の「篠」を指していると思うんですけど、僕らからすると完全に「ジーノ」に聞こえるんですよね。同じように「篠山」と呼ぶ時は「シノシャマ」になります(笑)。チームメートもそれをマネて「ジーノ」や「シノシャマ」と呼ぶようになりました。ただこれは僕だけじゃなくて、(竹内)譲次(アルバルク東京)さんは「ショウシ」と呼ばれますし、辻(直人/川崎ブレイブサンダース)は「スシ」と呼ばれています(笑)。

マイブーム・趣味
→「人間観察、妄想、SNSパトロール」
「SNSパトロール」は、川崎ブレイブサンダースのことが中心ですね。エゴサーチは、もうだいぶ傷付いたので最近はしなくなりました(苦笑)。チームのプレーもそうですけど、例えばチケットの価格とか、座席についてとか、ファンの方々がどう思っているのか定期的にパトロールしています。あと子育て系のアカウントも見るようになりましたね。奥さんの機嫌が悪い時の対処法などを参考にしています(笑)。

特技・資格
→「普通自動車免許(AT車に限る)」
車の運転は結構します。休みの日は車で出掛けることがほとんどですね。箱根や富士山の方にも行きましたし、一番遠いところだと岐阜まで行きました。家族ぐるみで付き合いがある高校大学の後輩がいて、お母さんとも仲良くさせていただいているので、その後輩の実家に泊まりに行きました。

尊敬する人
→「遠藤保仁選手(Jリーグ ガンバ大阪)」
サッカーの日本代表戦は子どもの頃から見ていて、サッカー選手を特集する番組なども見ていました。それで大学生の頃ですかね、2006年のワールドカップが終わって、遠藤(保仁)選手がより注目されるようになり、見ているうちにそのプレースタイルや考え方がカッコいいなと。サッカーとバスケでは異なる点もありますけど、「先を読んで動いていればダッシュする必要はない」という考え方は、僕が目指しているスタイルでもあり、すごく共感しました。生き方で言うと、僕はどちらかと言えば考えこんでしまうタイプなんですよね。でも遠藤選手は、捨て方がうまい。あきらめる、やめる、やりたくないことをやらない、そういう判断が的確で、それができるから心に余裕が生まれるんだと思うんですよ。そうした思考はすごく参考になりますね。

好きな女性タレント
→「山口智子」
ドラマの影響ですね。『ロングバケーション』が好きで、その後もいい年の重ね方をしていてすごく素敵だなと。そういう意味では『ピュア』に出演していた和久井映見さんも好きです。まだ僕は少年でしたけど(笑)、それからもいろいろなドラマに出ていて素敵な女性だなと思っています。あともう1人、竹下景子さんも好きです。『北の国から』の雪子おばさんがたまらなく好きですね(笑)。『北の国から』はスペシャルドラマをきっかけに見るようになったんです。自分の母親にあらすじを説明してもらいながら見ていました。それからも気になってて、大学生の時に全部見たんですけど、すごくいいドラマでした。若い女性タレントは……もう全然わからなくなっちゃいました。たくさんいるのでもう見分けがつかなくて(苦笑)。

好きなゲーム・アプリ
→「ゲームしない」
ゲームは全くしないですし、日常的に使っているアプリも『YouTube』ぐらいです。『YouTube』は結構見ますよ。いろいろな動画を見ますけど、最近は食関連が多いかな。屋台でお好み焼きを手際良く焼き続けるおじさんの動画を見て、そこからたこ焼きを焼き続ける動画を見て。ああいう職人の方々の、作業を見るのが好きなんですよね。あとハマったのがラーメンを食べる動画、それと関連コンテンツで出てきた魚をさばいて食べる動画。そういう気持ちのいい動画をずっと見ています(笑)。

ゲン担ぎ・ルーティン
→「試合の前の音楽はしっとり系を聞く」
いろいろな曲を聞きますけど、邦楽が多いですね。『北の国から』のサウンドトラックを聞いている時もありますし(笑)、サザン(サザンオールスターズ)も聞くし、ミスチル(Mr.Children)も聞くし、SMAPも聞くし、ドリカム(DREAMS COME TRUE)も聞くし。最近の曲よりも、90年代から2000年代初期の曲が多くて、その中でリラックスできる曲を選んで聞いています。

将来の夢・目標
→「ジャングルクルーズの船長」
小さい頃から(東京)ディズニーランドの『ジャングルクルーズ』が好きなんですよ。船長さんがナビゲートしながら回っていくのが楽しくて。それで、何年か前に全面リニューアルして、久しぶりに行ったんですけど、その時の船長さんがたぶん若い方だったんですよね。その時にすごく違和感を感じたというか。アナウンスを聞きながら、「俺だったらこう言うな」とか考え始めちゃって(笑)。気付いたら船長目線で乗っていることに気づいて、同時に俺が船長になったらもっと楽しませることができるんじゃないかと。職業として『ジャングルクルーズ』の船長になったらめちゃめちゃ楽しいだろうなと思うようになり、将来の夢に掲げました(笑)。現時点でセカンドキャリアの候補に勝手に挙げさせてもらっています。

自分の性格
→「ゆがみあり」
ファンの方々が描く篠山竜青像ってキレイ過ぎると思うんですよ(笑)。そうではないぞ、というのを言っておかないとと思ってこう書きました。ゆがみと言っても、藁人形に釘を打ったりはしないですけど、人間なのであざといところもあります。みんなからもイジられますけど、ツイートにしても、9.5割はファンへの感謝、0.5割は好感度を上げるためですからね(笑)。決して聖人君子ではないですよ。

オフの過ごし方
→「そのオフの日による」
これは答えにくかったんですよ。オフっていろいろあるじゃないですか。1日なのか、連休なのか、試合後なのか、いつからわかっている休みなのか。言い出したらキリがなくて、そんな質問、答えられないよと思って、結果この回答になりました。ほら、ゆがんでるでしょ(笑)。これが僕のゆがみです。じゃあ、土日に試合があって翌日1日のオフにしましょうか。その場合は、家族で疲れない行動範囲で出掛けますね。公園、ショッピングモール、水族館、動物園あたりかな。子どもが歩きたてなので、やれることが限られますし、1日中外にいるというよりは、日中外に出て、夜は自宅でご飯を食べる感じです。水族館だったら品川とか江ノ島とか、遠出してもそれぐらいですね。

ストレス解消法
→「贅沢な食事」
月1、2回、焼肉かお寿司を食べに行きます。高級なお店にはあまり行かなくて、子どもと行ける範囲のお店が多いですね。焼肉だとチームがお世話になっている『川崎ホルモン劇場』や、自宅近くの行きつけのお店によく行きます。お寿司はラゾーナ(川崎プラザ)が多いです。1階と4階にお寿司屋さんがあってよく行っていますね。

試合の前に必ずすること
→「入念なストレッチ
2014年に足を骨折してからやるようになりました。その骨折をきっかけに体に対する考え方、ケアに対する向き合い方が変わりました。それまではストレッチをしている人を見ると、「座ってないで早く動けよ」と思っていたぐらいだったんです(苦笑)。でも骨折した時に、吉岡(淳平)フィジカルパフォーマンスマネージャーから「もし、もう少し股関節の可動域や足首が柔らかければ、うまいこと受け身を取れて骨折しないで済んだかもしれない」と言われて、それが衝撃的で、やっぱりやらないといけないんだなと思うようになりました。今は試合前にストレッチポールで全身をほぐして、チューブを使って足首や股関節の可動域を出すようなエクササイズをやっています。トータルでだいたい20分のメニューですね。体の違いはすごく感じていて、骨折する前よりも今の方が断然動けていると思います。

こんな特技があります
→「聞こえないふり」
いろいろな人に言われますし、直さなきゃいけないところかもしれないんですけど(苦笑)。話を聞くのがめんどくさくなった時や、都合が悪くなった時などに、自分の世界に入ったふりをするのが得意です。周りには結構バレてるんですけど(笑)。どちらかと言うと自分で意識している特技ではなく、人からよく指摘されるのでこれは特技なのかなと思うようになりました。

初めて買ったCDは?
→「Steady&Co.の『CHAMBERS』」
中1の時です。小学生の時は、姉からMDプレーヤーをもらって音楽を聞くことはありましたけど、そもそもあまり興味がなかったですね。中学生になって、ヒップホップとかBボーイとかに関心を持ち始めて、NBAのアレン・アイバーソン(元フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)がカッコ良くて、私服もダボダボの服を着るようになりました。大人になった今もその傾向は続いていて、最近は細身の服装が主流だと思うんですけど、比較的ゆったりした服を着ることが多いです。僕の体型って、首が短くて上半身がほぼ正方形なんですよ。肩幅が広くて、それで異様に手足が長くて。コンプレックスとまではいかないですけど、自分から体型をさらす服を着るのはどうかなと。それもあって体のスタイルが隠れるような服を着ています。

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