2018.10.26
■川崎ブレイブサンダースvs三遠ネオフェニックス(@川崎市とどろきアリーナ)
10月24日19時05分~
前節のアルバルク東京戦で連敗を喫した川崎ブレイブサンダースはホームに戻って仕切り直しを図りたい。A東京戦を総括した川崎の北卓也ヘッドコーチは、リングに向かう姿勢が見られないことと、ニック・ファジーカスが故障で出遅れたことによるコンビネーションの未整備を敗因にあげていた。中2日のスケジュールの中でどこまで修正できたかにも注目したい。
対する三遠ネオフェニックスは不調に苦しんでいる。開幕戦の京都ハンナリーズに勝利した後勝ち星に恵まれず、現在6連敗中。中地区の最下位に沈んでいる。深刻なのは得点力不足。1試合平均64.6点とB1リーグ18チーム中、こちらも最下位。また3ポイント決定率でリーグ17位、決定本数では18位と下位に沈んでおり、このあたりが得点の上がらない要因になっていると思われる。
前節の琉球ゴールデンキングスとの対戦で三遠は、琉球のプレッシャーディフェンスに苦しみ、オフェンスのリズムを作り出すことができなかった。どうしてもパスが回らずスタンディングのプレーを強いられ、タフショットを余儀なくされた。次節に対戦する川崎も堅守がウリのチーム。昨シーズン末に故障のため戦列を離れた鈴木達也の復帰が待たれるが、まずは残りのメンバーでこの危機を脱さなければいけないだろう。
川崎とて安穏としてはいられない。46-66で敗れた10月21日のA東京戦では、3ポイントの成功が1本もなかった。三遠が今シーズンの3ポイント成功率で17位と既述したが、実は川崎が18位と最下位となっている。川崎には日本代表にも選ばれている辻直人がいるが、今季の3ポイント成功率は23.7パーセントと低迷している。また、ポイントガードの篠山竜青に至っては、今シーズンに入ってまだ1本も3ポイントを決めておらず、バックコート陣の不振も気にならないわけにはいかない。さすがにノーマークにすることはできないが、これならインサイドの守りを固めることもでき、川崎の特徴である内外バランスよく攻めるパターンを作り出せないでいるのだろう。
今回の対戦ではシューター陣の奮起に期待したい。川崎は辻、長谷川技、三遠は田渡修人、川嶋勇人、長谷川智伸らが活躍するようになれば、チームの状況は一変するはず。そうすることで調子も上向きになるだろう。
文=入江美紀雄
■ロースター
・川崎(ヘッドコーチ:北卓也)
藤井祐眞
林翔太郎
青木保憲
篠山竜青
辻直人
谷口光貴
鎌田裕也
バーノン・マクリン(NEW)
ニック・ファジーカス
バンバ・ジュフ
シェーン・エドワーズ(NEW)
長谷川技
・三遠(ヘッドコーチ:藤田弘輝)
ロバート・ドジャー
寺園脩斗(NEW)
川嶋勇人
長谷川智伸(NEW)
渡邊翔太(NEW)
太田敦也
岡田慎吾
ダシルバヒサシ
鈴木達也
菅野翔太
シャキール・モリス(NEW)
ウィリアム・マクドナルド(NEW)
田渡修人
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