B1残留を決めた秋田ノーザンハピネッツ、ペップHCとの契約満了を発表

2シーズンに渡り、指揮を執ったペップHC [写真]=B.LEAGUE

 4月27日、秋田ノーザンハピネッツは、ジョゼップ・クラロス・カナルスヘッドコーチとの契約満了を発表した。

 ジョゼップHCは、スペイン生まれの現在50歳。“ペップ”の愛称で秋田のファンに愛された。2017-18シーズンから指揮を執り、同シーズンには、B2で54勝6敗のB2最多勝利数を更新し、B2東地区制覇を達成した。B2プレーオフでは、セミファイナルに勝利し、B1昇格に導いた。2018-19シーズンではB1の舞台で奮闘するも、17勝43敗と負け越していた。

 2シーズンに渡り秋田で指揮を執ったジョゼップHCは同日、クラブ公式HPをとおして次のようにコメントした。

「みなさんに明日が私にとって秋田で過ごす最後の日になることをお知らせします。とうとう今シーズンも終わりました。私は家族の元に戻りますが、秋田ノーザンハピネッツが来季もB1で戦えることへの満足感と誇りを持って帰国することができます」

「秋田で過ごした2シーズンは素晴らしいものでした。日本の文化から多くのことを学びました。秋田のみなさんからこれまでの経験の中で一番の温かい愛情を感じることができました。そしてコーチとして最高と思えるクラブで仕事ができました。秋田ノーザンハピネッツの一員となり秋田で生活することができた私は幸せ者です。選手の献身的で一所懸命な努力、忠実で仕事熱心なチームスタッフ、そして最初から最後まで最大限に私をサポートしてくださった水野社長に心から感謝いたします。彼らから多くのことを学びました。勝利した時には共に喜び、敗れた時には共に苦しみました。それでも常にともに戦い、それぞれが責任感を持ち、全力を出しきりました」

「そして最も感謝したいのは、私のキャリアの中で最も熱く、温かく支えてくださったファン・ブースターのみなさんです。常に熱心に、そして敬意を持ってサポートしてくださいました。試合の日だけでなく、街の中でも愛されていることを感じることができました。」

また、水野勇気代表取締役社長もクラブ公式HPにて、「この2シーズン、チームを率いてB1昇格及びB1残留を果たしてくれたこと、そして、全員がハードワークする秋田らしいディフェンススタイルを築きあげてくれたことに深く感謝しています」と感謝の気持ちを打ち明けた。

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