比留木謙司がB3のトライフープ岡山へ移籍「必ずB1でまた会いましょう」

3度加入の富山を離れ、自身がGMを務める岡山へ移籍 [写真]=B.LEAGUE

 富山グラウジーズは6月28日、比留木謙司が契約満了に伴いトライフープ岡山へ移籍することを発表した。

 比留木は196センチ94キロのパワーフォワード。2008年にライジング福岡(現ライジングゼファー福岡)でキャリアをスタートし、東京アパッチやレバンガ北海道などを渡り歩いた。2018-19シーズンに三遠ネオフェニックスから富山へ移籍。レギュラーシーズンは33試合に出場した。

 比留木はチームの公式HPで次のようにメッセージを送った。

「2018-19シーズン並びに今まで富山に関わっていた期間本当にありがとうございました!3度もこのチームに加入して、チームがボロボロで全く勝てなかったbj時代のルーキーシーズン、B1という日本でのトップリーグでの苦戦から残留争いをした再入団のBリーグ1年目、プレイオフ進出と富山のとてつもない成長を感じた3度目の加入のBリーグ3年目。どのシーズンをとっても鮮明に思い出せるものばかりでこんなにも印象が強烈なチームは他にありません!」

「まずは僕を3度も迎え入れてくれた球団の方々に感謝を述べたいです。思ったことを口にしたり、表現する事が時として、ままならないこの国ですが、その中でも自由にさせてもらえる部分が多かった事は本当に感謝しています。そしてグラウジーズファンの皆さん!最高でした。プレイオフが決まった時に外で皆さんが喜んでいたあの光景は今でも忘れられません。あれを体験できた事は僕の人生の中でもビッグイベントでした」

「そして僕は現在、来季よりB3に参入するトライフープ岡山のGMというクラブ統括業務を行いながら選手をし、これから始まるシーズンに備えてます。クラブフロント業務と選手を兼任するというのは、クラブとしてあるべき姿ではないと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、それこそ『富山グラウジーズ』のように地域の皆さんを熱狂させ、感動をもたらすクラブにトライフープ岡山がなるには自分が運営サイドの業務も取り組まなければならないと考えています」

「僕が“普通”と違う事をやるのなんて今さらですし、“普通”じゃなかったとしても自分の持てる力を最大限活かしてバスケット界に貢献するべきだと思い、B1での選手としての選択肢を捨て、富山からの退団を決意しました。“枠”にはまらずにありのままに自分を表現しても良いのだと、グラウジーズで知ったので、比留木謙司らしく突き進んでいこうと思います!選手としていつまでプレイできるかはわかりませんが、必ずB1でまた会いましょう。皆さんがいる、その場所まで行きます!その時までグラウジーズは変わらずファンが情熱的でチームを誇りに思うクラブで居続けてください!」

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