1月9日、さいたまスーパーアリーナで「第95回天皇杯 全日本バスケットボール選手権大会」のファイナルラウンドが開幕。準々決勝第3試合で川崎ブレイブサンダースはアルバルク東京と対戦した。
試合序盤、川崎はA東京による3ポイント攻勢に苦しんだ。菊地祥平、竹内譲次、田中大貴に続けざまに沈められ、正中岳城やケビン・ジョーンズにも成功を許す。ジョーダン・ヒースが2本の3ポイントを返したが、第1クォーターは17-27とA東京に10点リードされて終了した。
第2クォーターに入るとA東京の攻撃が停滞。しかし、追う川崎も思うように得点が伸びず、このクォーターはややロースコアな展開に。川崎は相手の得点を8点に抑えたものの、前半終了時のスコアは28-35と点差を3点縮めるにとどまった。
後半はニック・ファジーカスによる3点プレーでスタート。互いにシュート精度に苦しむ中、徐々に点差は縮まっていき、第3クォーター残り50秒時点でついに川崎が同点に追いつく。さらに残り12秒には、辻直人のパスに反応したヒースがアリウープを決めて逆転に成功。44-42とリードして最終クォーターへ。
第4クォーターに入ると、ヒースの得点と辻の3ポイントで一気に点差を離しにかかる。しかしA東京が粘りを見せ、試合は再び競った展開に。それでも、藤井祐眞のフリースローやヒースのアリウープで得点を積み重ねていき、最終スコア69-66で川崎が勝利。逆転でベスト4へと駒を進めた。
【試合結果】
川崎ブレイブサンダース 69-66 アルバルク東京(@さいたまスーパーアリーナ)
川 崎|17|11|18|23|=69
A東京|27|8|9|22|=66