■富山グラウジーズvsシーホース三河(@富山市総合体育館)
1月15日19時5分
前節、ホームコートのウイングアリーナ刈谷で秋田ノーザンハピネッツと対戦したシーホース三河。第1戦は86―78、第2戦は89―81と、いずれも8点差での勝利となった。
第1戦は序盤から競った展開に。前半を終えて38―36と三河のリードは僅か2点ではあったが、ダバンテ・ガードナーを中心にコツコツと加点していくと、終盤には熊谷航の3ポイントシュート、また森川正明のスティールからの速攻でとどめを刺し、粘る秋田を振り切った。
続く第2戦でも第1戦と同じく試合は拮抗したが、高いシュート確率を見せた金丸晃輔が26得点、インサイドの要であるガードナーが28得点と奮起。川村卓也も要所を締める働きで貢献し、2連勝を飾った。
2020年連勝スタートに成功した三河。第17節では11勝17敗(1月5日時点)と勝率で並ぶ富山グラウジーズとの対戦となる。前節の秋田戦に加え、敗れはしたが天皇杯の準々決勝でも活躍をしたガードナーを中心に中地区2位の座を死守したいところ。
対する中地区3位の富山は、前節ではアウェイで川崎ブレイブサンダースと対戦。第1戦は前半で15点差を付けられてしまい、最後は60―83と大差で敗れたものの、第2戦は第1クォーターで31―13と大きなリードをう奪う戦いぶり。レオ・ライオンズが27得点を叩き出せば、水戸健史が11得点、前田悟も15得点、そしてジョシュ・ペッパーズは21得点と、4人が2桁得点を挙げ、最後は88―56と大勝した。
しかし、富山も天皇杯では三河同様に準々決勝で敗退。上位進出はならなかったが、ライオンズの働きはもとより、阿部友和、前田悟、葛原大智らが気迫あるプレーでチームを引っ張った。その奮闘はBリーグの後半戦にもつながるはず。
三河はガードナー、富山はライオンズと、いずれもインサイドでの得点やリバウンドはコンスタントに奪えるだけに、この一戦は、アウトサイド陣の出来がチーム浮沈のカギを握りそうだ。
文=バスケットボールキング編集部
■ロースター
・富山(ヘッドコーチ:ドナルド・ベック)
レオ・ライオンズ
山口祐希
松山駿
船生誠也
阿部友和
山田大治
水戸健史
菅澤紀行
宇都直輝
前田悟
葛原大智
ジョシュ・ペッパーズ
ダニエル・オルトン
ジョシュア・スミス※インジュアリーリスト
飴谷由毅※特別指定
松脇圭志※特別指定
・三河(ヘッドコーチ:鈴木貴美一)
會田圭佑
川村卓也
岡田侑大
長野誠史
森川正明
熊谷航
金丸晃輔
根來新之助
セドリック・シモンズ
クリス・ジョンソン
加藤寿一
桜木ジェイアール
ダバンテ・ガードナー