1月21日、公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグは、規約違反を行った島根スサノオマジックのヘッドコーチ鈴木裕紀氏に対する制裁を発表した。
規約違反の内容は以下の通り。
■チームスタッフA氏に対する 2019 年7月及び8月中の以下各行為
①海水浴場にて泳げないと事前に伝えていたA氏に対して、泳ぐことを強要した行為。その後、対象のスタッフはその夜に体調を崩し嘔吐した。
②2日にわたり、練習後、A氏にシュート勝負を求め、途中から食事代を賭けると一方的に宣告し、シュートを外す度に選手の前で侮辱し、2日とも食事代を払わせ、食欲がなく残した食事の完食を強要するなどをした行為。
③ A氏に対して日常的に叱責し、時に侮辱する発言をした行為。
■B選手に対する以下の各行為
解雇をほのめかす発言や殊更きつい口調で叱責し、精神的に苦痛を与えた行為。そのためB選手は嘔吐をすることも頻繁にあった。
Bリーグの大河正明チェアマンは、上記のスタッフ、選手に対する行為は、ヘッドコーチという強い優位性を背景に指導等の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与え又はチーム環境を悪化させる行為であることから、パワーハラスメントに該当し、規約に違反するとした。
制裁として、鈴木氏には2 ヶ月間の公式試合に関わる職務全部の停止が決定された。
なお、島根スサノオマジック、同チームGM、アシストGMに対しても罰金などの制裁が決定された。