「一発勝負の大会で勝つことが強さの証明」A東京の竹内が準決勝川崎戦へ闘志を燃やす

A東京の竹内は仙台戦での苦戦を認め、準決勝へ向けて気を引き締めなおした [写真]=山口剛生

 1月2日に開幕した第92回天皇杯・第83回皇后杯(オールジャパン2017)。Bリーグ東地区で首位を走るアルバルク東京(Bリーグ1)は6日の準々決勝で仙台89ERS(Bリーグ12)と対戦した。

 Bリーグでも同地区で戦う両チームの対戦は、インサイドにアドバンテージのあるアルバルク東京が序盤から優位に試合を進め、第3クォーター終了時点で62-43と大きくリード。第4クォーターに仙台の3ポイント攻勢で残り1分45秒時点で6点差まで迫られるが、相手のミスにも助けられて辛くも逃げきった。84-73で勝利したA東京は、難敵川崎ブレイブサンダースが待つ準決勝に駒を進めている。

 竹内譲次は終盤ヒヤリとさせられる展開に「最後の方で気の緩みが出てしまった。負けたら終わりの大会だし、次はこういうことのないようにしたい」と、伊藤拓摩ヘッドコーチと同じ課題を口にした。

 オールジャパンでは竹内自身、東海大学時代の2007年に4強入りしてベスト5にも選出。双子の弟公輔(栃木ブレックス)とともに旋風を巻き起こした。「タイトルの懸かった試合だし、一発勝負の大会で勝つことが強さの証明だと思っている」と、優勝へ向け闘志を燃やしている。

 Bリーグが開幕し、バスケットボールへの関心が飛躍的に高まっている。竹内は「開幕戦も戦わせてもらった注目度の高いチームとして、結果を出さなければいけない。僕たちが結果を出すことが日本のバスケ界の発展につながる」と語り、「毎年準決勝からはお客さんも多くなってくるし、ブースターの方々にも良い会場の空気を作ってもらいたい」と準決勝以降の盛りあげに期待を寄せた。

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