2017.01.06

2大タイトルのうち「1つは優勝する」、シャンソンVマジックの本川「今年はチャンスがある」

 第92回天皇杯・第83回皇后杯(オールジャパン2017)の5日目。準々決勝の第2試合では、実に17年ぶりとなるタイトル奪還を目指すシャンソン化粧品シャンソンVマジック(WJBL3)が、トヨタ紡織サンシャインラビッツ(WJBL6)と対戦した。前半は10点差とやや粘られたが、後半はケガから復帰して2戦目の河村美幸がゴール下で存在感を発揮し、83-58と突き放して勝利を収めた。

 この日も16得点11リバウンド6アシストと攻守両面でチームを引っ張った本川紗奈生は「チームとしてリーグ戦とオールジャパンで1つは優勝するという目標がある。自分もまだ一度も優勝を経験していないので、勝ちたいという気持ちは強い。河村が復帰して、今年はチャンスがあると思っている」と語る。

 準決勝、さらにその先の決勝に向けては「数字に表れる部分で貢献していくのが自分のスタイル。自分が良い数字を残せば、それがチームの勝利につながる」と、エースとしての自覚をのぞかせた。「まだ準決勝の相手は決まっていないが、自分のスピードを活かしたプレーを見せていきたい」と、フル回転の準備は万端だ。

 シャンソンVマジックの準決勝の相手は富士通レッドウェーブ(WJBL 2)に決定。明日7日17時、国立代々木競技場第一体育館で戦いの火ぶたが切って落とされる。

文=吉川哲彦