2年ぶりの優勝を懸け千葉ジェッツと激突するシーホース三河、橋本竜馬「魂をコートに置いていく」

川崎との天皇杯準決勝では、持ち前のディフェンス力で勝利に貢献した橋本[写真]=山口剛生

 1月6日、さいたまスーパーアリーナにて行われた「第93回天皇杯・第84回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会」ファイナルラウンド(準々決勝~決勝)の男子準決勝で、シーホース三河川崎ブレイブサンダースが激突した。試合は、最初の10分間で三河が23-13と10点リード。第2クォーターではわずか8失点に抑え、前半終了時点で17点差とすると、後半も試合を優位に進め87-68で快勝を収めた。

 三河の先発ポイントガードを務めた橋本竜馬は、立ちあがりから相手に激しいプレッシャーをかけてチームに流れを引き寄せ、マークマンの篠山竜青が試合後「エントリーが簡単にできなかった」と漏らしたように、数字には残らない部分で勝利に大きく貢献。チームの司令塔は、試合後のインタビューで「大会に入る前から『ディフェンスとリバウンドを大切にしよう』ということは、選手とコーチからも出ていました」と明かし、「試合の頭からしっかりと相手のポイントガードにプレッシャーをかけてれたし、他の選手たちも40分間しっかりとプレッシャーをかけて相手に簡単にシュートをさせなかったというところが今日のポイントだったかなと思います」と勝因を述べた。

橋本が主にマークした篠山竜青は計6得点にとどまった[写真]=山口剛生

 また、ここまでのチームコンディションについて問われると「リーグ戦の時よりもみんな調子が良い状態で、プレータイムをシェアできている。そういった意味では全員で戦うというところは良くなったと感じています」と手応えも口にした。

 ライバルを退け、2年ぶりの優勝まであと1勝に迫った三河。7日の決勝戦では前回大会覇者の千葉ジェッツと相まみえる。橋本は「今日は出だしからみんなの気持ちをコートに置いてこれたので、自分の気持ち、魂をコートに置いていくということだけは明日も忘れずにやっていきたいと思っています」と力強く意気込みを語った。

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