「すべてベストゲーム」で2連覇達成、主将の小野龍猛は試合が動いた第3Qで13得点の活躍

4本の3ポイントを含む計18得点を記録した千葉の小野[写真]=山口剛生

 1月7日、さいたまスーパーアリーナで「第93回天皇杯・第84回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会」の男子決勝が行われ、千葉ジェッツシーホース三河を89-75で下し大会2連覇を果たした。

 この試合、三河を突き放すターニングポイントとなった第3クォーターでチームをけん引したのは、キャプテンの小野龍猛だ。5点リードで迎えた同クォーター開始20秒と1分7秒に3ポイントを許したが、いずれも小野の3ポイントで応戦し相手に傾きかけた流れを食い止めた。試合後、小野はこの場面について「しっかりとノーマークが作れて最初の1本が入ったので、2本目は自分の中で入るというのは確信できました」と話した。この10分間で3本の3ポイントを含む計13得点をマークする活躍を見せ、千葉は76-54と一気に試合の主導権を握った。

 千葉の2連覇に大きく貢献したキャプテンは、「チームとして自分たちのやりたいことができたと思います。この3試合はすべてベストゲーム」と今大会を振り返り、「チームとしてまとまれば強いということを証明できた。それをしっかりとリーグ戦でできれば、もっともっと成長できると思っています」と、現在2位につける東地区優勝、悲願のリーグ制覇に向けコメントした。

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