1月9日、さいたまスーパーアリーナで「第95回天皇杯 全日本バスケットボール選手権大会」のファイナルラウンドが開幕。B1所属クラブ計8チームが同ラウンド進出を果たし、準々決勝第1試合ではサンロッカーズ渋谷とレバンガ北海道が対戦した。
立ち上がりに主導権を握ったのはSR渋谷だった。続け様の得点で8-0と相手を引き離す。対する北海道はケネディ・ミークスによるチーム初得点を皮切りに徐々に盛り返し始めるも、SR渋谷のハードなディフェンスにより思うように得点を延ばせず、第1クォーターは24―9とSR渋谷のリードで終了。
しかし、ここから北海道が反撃を開始。第2クォーター開始から約5分間に渡りSR渋谷の得点を0に抑えつつ、マーク・トラソリーニの豪快なダンクなどで点差を縮めていく。SR渋谷は残り4分56秒にベンドラメ礼生の3ポイントでこのクォーター初の得点。それでも試合のペースを取り戻し切るには至らず、前半を終えて36-26と北海道が点差を10点に縮めることとなった。
第3クォーターに入るとベンドラメや古巣戦となる関野剛平の3ポイントなどで、再びSR渋谷がリードを広げにかかる。北海道は橋本竜馬らが粘り強く加点していくも、終盤にはライアン・ケリーにも3ポイントが生まれ、59-42で最終クォーターへ。
最後の10分となり逆転勝利を目指す北海道は攻勢を強める。ファイ・パプ月瑠の得点などで残り6分34秒時点で7点差まで迫るが、そこからSR渋谷が連続得点。オフェンスリバウンドによるセカンドチャンスも活かし、北海道を突き放していく。終盤まで流れは変わらず、76-60でタイムアップ。勝利したSR渋谷が準々決勝進出を果たした。なお、今シーズン限りでの引退を発表している北海道の折茂武彦は出場しなかった。
【試合結果】
サンロッカーズ渋谷 76-60 レバンガ北海道(@さいたまスーパーアリーナ)
SR渋谷|24|12|23|17|=76
北海道|9|17|16|18|=60