宇都宮ブレックスがベスト4進出、富山グラウジーズとの接戦を制す

準決勝へ駒を進めた宇都宮 [写真]=伊藤大允

 1月9日、さいたまスーパーアリーナにて「第95回天皇杯・第86回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会」の準々決勝が行われ、宇都宮ブレックス富山グラウジーズと対戦した。

 試合はジョシュ・ペッパーズの3ポイントシュートでスタート。宇都宮もすぐさま喜多川修平の3ポイントシュートで反撃すると、その後は拮抗した試合展開となった。しかし、第1クォーター終了間際に山口祐希に3ポイントシュートを許し、19-22で終えた。第2クォーターでも接戦が繰り広げられ、34-33で前半を終えた。

 第3クォーターは、開始16秒に鵤誠司が3ポイントシュートを沈めると、ジェフ・ギブスも続き、開始2分3秒時点で39-33とリードを広げた。しかし、レオ・ライオンズ前田悟に得点を許し、点差を詰められ、たまらずタイムアウト。タイムアウト後は、鵤、ライアン・ロシタージャワッド・ウィリアムズの得点で再度点差を放し、50-44で最終クォーターへ。

20得点をマークしたライオンズ [写真]=伊藤大允

 最終クォーターはペッパーズと葛原大智に得点を許し、開始2分19秒時点で52-51とリードを1点とされ、1点を争う展開に。しかし、渡邉裕規やロシターが勝負どころで得点し、逆転を許さない。59-56で迎えた残り4分53秒にロシターが加点し、61-56の5点差とすると、ロシターはディフェンスでも相手のシュートを連続してブロック。攻めては、比江島慎がセカンドチャンスから得点し、残り4分時点で63-56とした。富山もライオンズやペッパーズを中心に点差を詰める。それでも、比江島がオフェンスファールを誘発したり、フリースローを確率よく沈めたりと攻守に活躍をみせ、最終スコア74-65で試合終了。川崎ブレイブサンダースが待つ準決勝へ駒を進めた。

■試合結果
宇都宮ブレックス 74-65 富山グラウジーズ
宇都宮|19|15|16|24|=74
富 山|22|11|11|21|=65

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