1月13日に「第96回天皇杯 全日本バスケットボール選手権大会」の3次ラウンドを戦う川崎ブレイブサンダースの辻直人とパブロ・アギラールが意気込みを語った。
2014年以来の天皇杯制覇を目指す川崎は、3次ラウンドで千葉ジェッツと戦う。千葉とは11月11日にリーグ戦で対戦しており、激しい点の取り合いの末97－94で川崎が勝利を収めている。その試合でスリーポイントシュート6本を含む27得点と大活躍を見せた辻は、「準備はしてきたので、それを40分間出せるかどうかだと思います」と語り、「自信は持ちつつ相手の全員強みを消して、自分たちの強みをすべて出すことだけを考えたいです。そうすれば必ずいい方向につながると思っています」と意気込んだ。
川崎は昨年の天皇杯で決勝まで進出したが、サンロッカーズ渋谷に78－73で敗れ、あと一歩のところで優勝を逃した。辻は「去年の悔しさはもちろん、ここ数年タイトルを取れていないので、まずひとつ目の天皇杯というタイトルを獲る上での一歩目、準々決勝で結果を出して、準決勝、決勝と進んでいき、リベンジしたい」とコメント。タイトル獲得へ強い意欲を示した。
アギラールは自身初の天皇杯に挑むこととなるが、「明日は一発勝負であり、とても大事な試合なので、しっかりと集中して自分たちがやるべきことをやりたい」とコメント。「この試合に勝つためには相手のトランジションへのディフェンスが一番大事で、ビッグマンも走ってきますし、ガードもシュートを積極的に打ってきます。リバウンドも合わせて、集中して対応したい」と勝負のポイントを語った。その上で「僕たちができることは、自分たちのベストを尽くすことだと思います。最高のコンディションで試合に臨み、皆さんが誇りに思ってくれるようなプレーをコート上でお見せして、勝利をプレゼントしたいと思います」とブースターへメッセージを送った。
川崎のアギラールは天皇杯千葉戦に向けて「集中して対応したい」と語った［写真］＝B.LEAGUE