準決勝で古巣JX-ENEOSと激突、大会前に厳しい練習を積んだトヨタの大神「良い勝負ができる」

 第92回天皇杯・第83回皇后杯(オールジャパン2017)の準々決勝第3試合は、トヨタ自動車アンテロープス(WJBL 5)と日立ハイテククーガーズ(WJBL 10)の顔合わせ。日立ハイテクにはデンソーアイリス(WJBL 4)を破って勝ちあがってきた勢いがあったが、トヨタ自動車はその勢いにのまれることなく、第1クォーターで22-11と先手を取る。その後も相手に一度もリードを許さず、73-53で快勝した。

 11得点で勝利に貢献した大神雄子いわく、今大会に向けては走りこみなどの厳しい練習を2週間にわたって積んできたという。「トーナメントだからどのチームにもチャンスがある。自分たちにも優勝のチャンスがあるし、そのために全員ががんばってきた」と、虎視眈々とタイトルを狙っている。

 準決勝の相手は、優勝候補筆頭のJX-ENEOS。大神にとっては古巣でもある。「渡嘉敷(来夢)をはじめ、みんなかわいい後輩たちなので対戦は楽しみ。JX-ENEOSが頭一つ抜けている状況だけど、チームの雰囲気も良くなっているし、準備してきたことをやれば良い勝負ができる。JX-ENEOSに勝って優勝したいと思って練習してきたので、負けたくない」

文=吉川哲彦

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