1月7日に第92回天皇杯・第83回皇后杯（オールジャパン2017）の準決勝が行われ、JX-ENEOSサンフラワーズ（WJBL 1）がトヨタ自動車アンテロープス（WJBL 5）と対戦。JX-ENEOSは前半で23点のリードを奪うと、その後もトヨタを寄せつけず、72－52の20点差で快勝した。
14点9リバウンドをマークした渡嘉敷来夢は「相手のマークが厳しかったため、オフェンスリバウンドを狙うしかないと考え、ポジション取りの意識をした。そこで相手のファウルを誘ってフリースローにつなげることができた」と自身のプレーを振り返る。
また、「今日はディフェンスが良かった」と渡嘉敷が語るように、チームは前半を16失点に抑え、勝利をものにした。大会4連覇が懸かる8日の決勝戦に向けて、「昨日よりも今日、今日よりも明日だと思う。油断せずに自分たちのバスケットをやる」と、ディフェンスからの走るバスケを見せると誓った。
国立代々木競技場第一体育館で行われる女子決勝の前に、12時から川崎ブレイブサンダース（Bリーグ 1）vsアルバルク東京（Bリーグ 4）、14時からシーホース三河vs千葉ジェッツ（Bリーグ 7）の男子準決勝が同会場で開催されることについて、リオデジャネイロ・オリンピック選手でもある渡嘉敷はこう語る。
「女子よりも男子の方がお客さんが入ることはわかっているので、できる限り残っていてくださいという想いが強いです。女子バスケを見たことがない人もたくさんいると思うので、男子にはない女子らしいチームワークを見てほしい」
B1クラブ同士の試合だけでなく、渡嘉敷をはじめ、吉田亜沙美と間宮佑圭、宮澤夕貴の4人のリオ五輪出場選手を擁するJX-ENEOSのオールジャパン4連覇が懸かった試合も要注目だ。