1月8日、第92回天皇杯・第83回皇后杯(オールジャパン2017)の女子決勝が国立代々木競技場第一体育館で行われ、JX-ENEOSサンフラワーズが富士通レッドウェーブに91-67で勝利。4年連続21度目の優勝を飾った。
32得点18リバウンドと圧巻の活躍を見せた渡嘉敷来夢は「優勝に貢献できて良かった」と率直に喜びを表しつつ、「個人的には点数も取ってるし、リバウンドも取ってるけど満足はしていない」と話した。
その理由は「決めるべきシュートを何本も落とした」から。「(シュート成功率は約)50パーセント。50点取ってもおかしくなかった。自分はファウルされても決めないといけない」と喜びに浸るだけでなく課題を口にした。
昨シーズン以上の強さを見せるJX-ENEOS。渡嘉敷は選手たちの自信がチームに好循環を生んでいると指摘する。「一人ひとりが去年よりも今年のチームに自信を持っている」。またライバルチームとの決定的な違いとして、至極もっともな理由を述べた。「個々がスキルアップしている。自分たちがレベルアップしているから負けない」。昨シーズンから選手が大きく入れ替わったライバルチームはない。ほとんどが同じメンバー構成で戦いながら、JX-ENEOSとは力の差が開いている。それは渡嘉敷の言葉どおり、JX-ENEOSの成長速度が他チームを上回っているからだろう。