初優勝を逃したデンソーアイリス、フル出場の赤穂さくら「自分の仕事ができなかった」

13得点7リバウンドを挙げたセンターの赤穂(右)[写真]=山口剛生

 1月7日、さいたまスーパーアリーナで「第93回天皇杯・第84回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会」の女子決勝戦が行われ、初優勝を狙うデンソーアイリスが“女王”JX-ENEOSサンフラワーズと対戦。試合は第2クォーター中盤までは拮抗したが、終盤に失点を重ね11点ビハインドで前半を終えると、第3クォーターに突き放され、最終スコア62-84で敗戦した。

 髙田真希とともに40分間のフル出場を果たし、計13得点7リバウンドを記録したデンソーのセンター赤穂さくらは、試合を終えて「全然自分の仕事ができなかったので悔しい。ノーマークで何本もシュートを打てる場面があったんですか、そこで決めきることができなかった」と肩を落とした。

 また、相手センターの大崎佑圭とのマッチアップでは「インサイドでボールを持たれると強いので、持たれる前からしっかりプレッシャーをかけてペイントの中に入れないように心掛けました」と話したが、計16得点中第3クォーターだけで8得点を許した。「前半は抑えられたかなという手応えもあったんですけど、後半はそこを修正してきて強く攻めてきたので、そこは見習っていきたいなと思います」と相手を称えた。

JX-ENEOSの大崎は計16得点[写真]=山口剛生

 赤穂は2年前の同大会でも、ルーキーとしてJX-ENEOSとの決勝戦を経験し、チームも44-83で敗れている。「ディフェンス面では、1年目の時よりは抑えれるようになった手応えがあった」と述べるも、「(JX-ENEOSは)後半、さらに気合いを入れてシュートを確実に決めたりデュフェンスもプレッシャーが強くなった。後半の疲れた場面でもミスがなく、そこはデンソーに足りないところなのでもっと練習していきたい」

「今日は大事な場面でリツさん(高田)に任せてしまった場面が何回もあったので、自分も頼られるような選手になって、リツさんと一緒に(チームを)支えていきたいと思います」と、打倒JX-ENEOSに向けて、今後の抱負を語った。

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