先週末、4節ぶりのアウェー戦を滋賀レイクスターズは1勝1敗で乗りきった。富山グラウジーズと相まみえた第1戦(12月2日)は、今季最多の89得点を挙げて勝利。高橋耕陽が攻防に渡って縦横無尽の大活躍を見せた。ところが2戦目(12月3日)は、前半に17点リードを奪いながらも後半に得点が落ち込んでしまい、残り8秒で逆転される痛恨の敗戦。同1秒で得たフリースローを2本とも外してしまったことが悔やまれる。しかし、そのフリースローを外したオマール・サムハンは2戦を通じて攻防両面でいい働きを見せており、並里成も2戦計27得点17アシストと、高いパフォーマンスを維持している。
対する琉球ゴールデンキングスは前節、横浜ビー・コルセアーズを2戦とも50得点台に抑えこむ完勝。1戦目は岸本隆一と古川孝敏が3ポイントシュートを5本ずつ決め、2戦目は5人が2ケタ得点をマーク。渡辺竜之佑が今季最長の約17分に出場して8リバウンドと、負傷退場したヒルトン・アームストロングの穴をしっかりと埋めたことも見逃せない。
並里のピック&ロールがオフェンスの起点となる滋賀に対し、琉球もピック&ロールをベースに戦うチーム。互いにその精度が重要となることは言うまでもなく、琉球はリーグのベストスクリナーの1人である、アームストロング出場の可否もカギを握ることとなる。
文=吉川哲彦