ファンとの交流イベントで2連覇への決意を語ったA東京の安藤誓哉、小島元基

ファンとの交流を楽しんだA東京の小島元基(左)と安藤誓哉

 8月26日、昨シーズンのBリーグチャンピオン、アルバルク東京安藤誓哉小島元基の両選手がひと時のファンとの交流を楽しんだ。ららぽーと立川立飛内のソフトバンクショップで行われたイベントは、同店がA東京『公認ショップ1周年記念イベント』として開催。それにA東京のバックコートデュオが登場し、トークショーや握手会で詰めかけたファンを楽しませた。

ショッピングモールの日曜の夕方ということもあり、足を止めてイベントを見守る人が多かった


 ららぽーと立川立飛のフードコート内の特設イベントスペースで行われたトークショーでは、ファンからの質問に両選手が答えた。「どうしたらドリブルがうまくなりますか?」という質問に答えたのが小島。「今はSNSにいろいろな選手の動画や練習法がアップされています。それを参考にしてみてはどうでしょう。ちなみに僕はジェイソン・キッド(元ニュージャージー・ネッツほか)を参考にしていました」。

「どうすれば体が大きくなりますか?」という質問に答えたのが安藤。「たくさん食べることが大切ですが、『好き嫌いなしに食べなさい』というのは厳しいかも。僕なら3個までは認めます。でも食べられるようになるのがいいですけどね」と、自身の体験を踏まえた回答に周囲も納得といった様子だった。

 最後に今シーズンの抱負を聞かれると、小島は「もちろん優勝を狙います。皆さん、一緒に頑張りましょう」と声をかけた。安藤は「なるべくルカ(パヴィチェヴィッチHC)に怒られないようにします」と笑いを取った後、「優勝を目指して頑張ります」と2連覇を誓った。

ファン一人ひとりに両手で握手をしていた両選手


 ソフトバンクショップに会場を移して行われた握手会では、ファン一人ひとりへ丁寧に対応。直接言葉のやり取りを交わす場面もあり、和やかなムードで会は進んでいった。それが終了後、メディア対応を行った両選手は「もうすぐアーリーカップですが、ファンとの交流ができてよかった」(安藤)、「シーズン開幕を控え、ファンの皆さんに声をかけられることでいよいよ始まるなと身が引き締まる感じがしました。皆さんと戦います」(小島)と、厳しい練習が続く中、開幕に向けて気持ちをリフレッシュしたようだ。

 A東京といえば、ルカHCの猛練習がもはや代名詞となっているが、それについて聞かれると、「2年目ということで把握ができていることもあるので、スムーズに練習ができています」と安藤は余裕の表情を見せる。「昨年に比べて怒られることも減っています」と語ったのは小島。「ただし2年目ということでもっとプレーの質を高めたいし、積極的に点を取ることも挑戦したいと思っています」と、新たな取り組みも披露してくれた。

 A東京は今週末に開幕するアーリーカップでも2連覇がかかるが、「今のベストを出し切りたい」(安藤)、「自分たちのやるべきプレーをするだけ。代表選手はいませんが、やれる自信がある」(小島)と2連覇へ向けた防府を口にした両選手。つかの間の休息ではあったが、ファンとの交流でリフレッシュし、来るべき大会に決意を新たにしたようだ。

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