2018.06.08

【優勝インタビュー①】安藤誓哉「一人ひとりがやるべきことを徹底した」

アルバルク東京の先発ポイントガードとしてチームを引っ張った安藤
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「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2017-18」を制してBリーグ2代目王者の称号を手に入れたアルバルク東京。ファイナル2日後の5月28日、安藤誓哉が『バスケットボールキング』の独占インタビューに応じた。

インタビュー=バスケットボールキング編集部
写真=Bリーグ

アーリーカップで抑えられなかった千葉の富樫をシャットアウト

控えガードの小島元基とともに富樫を封じた [写真]=B.LEAGUE

――優勝おめでとうございます。優勝から2日経ちましたが、改めて感想を聞かせて下さい。
安藤 1年間とおしてやってきた実力を出せて優勝できたので、本当に良かったです。

――練習がハードだったと聞いています。これまでのキャリアと比べていかがですか?
安藤 自分が所属してきたチームの中では一番練習したと思いますが、あまり嫌になることはなかったです。

――練習の中で印象に残っているエピソードはありますか?
安藤 (ルカ・パヴィチェヴィッチ)ヘッドコーチは、同じことをブレずにやっていくんだなと思いました。ただ、繰り返しやることによって、オフェンスでもディフェンスでも、やってきたことが自然と試合で出せるようになりました。

――今季、これだけはチームメートに負けないということはありますか?
安藤 怒られても顔に出さなかったことで、常に平常心でいたことだと思います。他の選手より怒られていると感じることもありましたが。僕が悪かったので怒られてもしょうがないかなと……(苦笑)。

――プレー面では司令塔ですが、チーム内での役割は?
安藤 いじられるタイプで、馬場(雄大)からもいじられますね。オフコートでは選手問わず積極的にご飯に誘っていて、外国籍選手や後輩とも一緒に行っていました。

――A東京がBリーグ2代目王者になれた一番の要因は何だと思いますか?
安藤 一人ひとりがやるべきことを徹底したからだと思います。自分はポイントガードとして、チームを引っ張っていくことだけを考えていました。

――アーリーカップで千葉ジェッツと対戦した時に、小島選手と口をそろえて「富樫(勇樹)選手にやられちゃって」と言っていたのがすごく印象的でした。ファイナルではいかがでしたか?
安藤 (アーリーカップでは)勝ってもそこで止められず納得できなかったです。ファイナルはやられた感はなく、勝ったので良かったかなと。うまく千葉のリズムを壊すことができたと思います。(富樫選手は)イライラしていましたし、結果が出て良かったです。

優勝の要因は「徹底」。ルカHCを信じ続けられたから

CSでは実力あるガード陣とマッチアップ [写真]=B.LEAGUE

――チャンピオンシップで京都ハンナリーズシーホース三河、千葉と対戦しましたが、一番苦しかった試合は?
安藤 三河戦です。お互いの意地がぶつかった死闘だったので、何がというよりも試合自体が苦しかったです。相手の橋本(竜馬)選手は日本代表のポイントガードでもあったので、負けたくないなと思っていました。

――改めて今季のA東京はどんなチームでしたか?
安藤 徹底だと思います。徹底してきたことで負けてしまう試合もあり、選手一人ひとりが考えてしまうこともあったはずですけど、下を向いたことはありませんでした。そこでブレませんでしたし、不平不満もなかったです。基礎的な細かい練習もありましたが、チーム全員がルカHCを信じ続けたと思います。

――どうしてルカHCのことを信頼できたと思いますか?
安藤 ルカHCのキャラクターがすごくいいからだと思います。とても熱く、コート上では一切妥協しない、その姿勢にひかれました。体調が悪い中で練習をやったことあってすごく印象的でした。体調が悪くて死にそうになっていましたけど、それでも練習をやりきって……。すごいなと思いました。

――Bリーグ3年目を迎える来季で向上させたいプレーについて教えて下さい。
安藤 ピック&ロールの精度を上げたいです。今はまだまだ足りないと感じていますし、HCから言われたことができていないと思っています。相手のディフェンス、動き方に対して、より上手にピックを使えるようになりたいです。

――三河戦の途中、ピックのあとにジャンプシュートを打っていたのが、ドライブするようになっていましたね。あのプレーは自分の判断だったのか、ルカHCの指示だったのか、どちらでしょうか?
安藤 あれは相手を見てのプレーです。相手のディフェンスによって考えていますし、ゴール下で待つ三河のディフェンスは僕らと一緒ですよね。準備してきたものをそのまま出しました。

――最後に、ファンの皆さんへのメッセージをお願いします。
安藤 シーズン通して、本当に熱い応援をありがとうございます。横浜アリーナでは、千葉ファンに負けずに応援してくれて、最初にアップでコートに入った時は大きな歓声が上がって本当に気持ち良かったです。

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