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「ロッカーに入った瞬間に感動した」日本代表の“沖縄合宿”効果…強化委員長はB1琉球や関係者らに感謝

韓国戦後の沖縄サントリーアリーナの様子[写真]=fiba.basketball
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■バスケットボールに集中できる環境整備

 3月5日、日本バスケットボール協会(JBA)がオンライン会見を実施し、強化委員長と男子日本代表のダイレクターを兼任する伊藤拓摩氏が『FIBAバスケットボールワールドカップ2027アジア地区予選 Window2』について総括。試合のみならず直前合宿の拠点となった沖縄の関係者たちに感謝を示した。

 これまでの日本代表の活動といえば、東京都内にある味の素ナショナルトレーニングセンターに選手とコーチらが集結し、直前合宿を実施してから試合開催地に向かうのが通例だった。しかし、今回は沖縄アリーナ株式会社からの提案や調整もあり、試合会場となる沖縄サントリーアリーナで試合の9日前から日本代表の合宿を実施していた。

 この日の会見で、伊藤氏は環境へのアジャストや移動の負担軽減、オフコートでの過ごし方など、地の利を最大限生かすために合宿地に沖縄を選択したと説明。JBAとしては予算がかさむものの、体制変更時から口にしてきた“環境の充実”を有言実行した形だ。

シューティングする渡邊雄太シェーファーアヴィ幸樹[写真]=山田智子


 特に沖縄ならではのメンタル面の影響に言及した点では、その情景が思い浮かぶような説明もあった。

「最初に行った一、二日というのは、沖縄に来たということでのテンションの上がり方ですよね。代表として来ているので、選手がバケーションのような感じになるとは思わないですけど、ワクワクしてしまう。そこから戦うモードに切り替えていくのは期間が長いほうがいいというところ。環境へのアジャストです」

 そして、負担軽減という文脈では、東京から沖縄への移動の負担軽減に続く形で、「メンタル面で言うと、目の前に素敵な海があり、素敵なホテル、そして食事がある。メンタル面でのリカバリーも必要だと感じていた」とも話した。

■「選手たちがなぜこの地を『スペシャルな場所』というのか」

 また、アリーナにも選手の心を動かす仕掛けがあったという。沖縄サントリーアリーナは、B1琉球ゴールデンキングスが使用するホームアリーナだが、このロッカールームを琉球サイドの計らいもあり“アカツキジャパン仕様”に変更。伊藤氏は「これは本当に大きいなと思いました」と振り返り、選手たちが「ロッカーに入った瞬間に感動した」「やるしかないでしょって気持ちになりました」と話していたことを明かした。

琉球戦ではお馴染みの“顔パネル”も登場[写真]=fiba.basketball


 日本の男子バスケットボールにおいて、沖縄は2023年のワールドカップで快進撃を見せた特別な場所。当時、伊藤氏はテレビでその様子を見ていたと言うが、今回の合宿を通して「選手たちがなぜこの地を『スペシャルな場所』というのかよくわかりました。合宿から試合まで本当に理想だったなと感じていますし、何より選手たちが本当に喜んでくれました。『沖縄で合宿をやれて本当によかったです』と、私が話した選手たちはみんな言ってくれました」と、時折笑みも浮かべながら振り返った。

 今後の日本代表の合宿地選定については「全体像を考えながら計画していきたい」と話すにとどめたが、アリーナに駆けつけたファンをはじめ、沖縄県バスケットボール協会、琉球ゴールデンキングスなどに「本当に多大なるサポートを頂きました」と感謝。「この大切なウィンドウを沖縄でできたことは本当に良かったです」と総括した。

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